阪神・木浪 初のフルイニング出場へ「自分の体を研究」

 自主トレを公開しキャッチボールをする木浪(撮影・立川洋一郎)
 今季の目標に「連覇」を掲げた木浪
2枚

 阪神・木浪聖也内野手(29)が人気YouTuberで亜大の先輩である広畑実氏(30)が経営する野球塾で、体の使い方を研究していることが6日、明らかになった。同塾に所属するトレーナーから助言を受け、目標のフル出場に向けて勉強中。甲子園で自主トレを公開し、飛躍を遂げた23年からさらなる成長を誓った。

 2024年はさらなる高みを目指す。木浪は意気込みを示すように、ハツラツと甲子園スタンドの階段を駆け上がった。6月15日に30歳を迎える今季。「総合的に上げていかないといけない」。飽くなき探求心で、強靱(きょうじん)な肉体づくりに取り組んでいる。

 5年目の昨季は自己最多127試合に出場し、打率・267、1本塁打、41打点。打率、打点に加え、安打数(109)、出塁率(・320)でもキャリアハイを更新した。だが、納得はしていない。「1年間、全試合に出るのが目標」。球団では2016年の鳥谷敬以来となる遊撃でのフル出場を目指す。

 1年間戦い抜く体を作るため、今オフは登録者数11万人超の人気YouTuberで、亜大の1学年先輩である広畑氏が経営する野球塾でトレーニングと並行して勉強にも励んでいる。「技術ももちろんですが、自分の体を研究している。どう動いたら、どうなるのか」。在籍している久松トレーナーから助言を受け、股関節の動きなどを見直している。

 「今までやったことがない動きが苦手だと分かった。その動きができるようになれば、技術ももっと上がってくるのかな」。具体的な動きは明かさなかったが、初歩的な部分から新しい発見があったという。

 専門家の意見を聞き、体の仕組みを自らに落とし込んでいる。「どう動かしたら、どうなるとか。分かっていたら、(体を)うまく使えるんじゃないかなとか。全部野球につなげていけるように」。長いシーズンでは疲労の蓄積で、パフォーマンスが落ちる時期もある。痛みを抱えてプレーすることもある。レギュラーとしての地位を確立するために、どういう状態にも対応できるように準備を進めていく。

 球団史上初の連覇を目指す今季。「8番・遊撃」として活躍した昨季以上の活躍を見据える。「継続という言葉は自分が一番好きな言葉でもあるし、続けることはすごく難しいと思う。そのために自分の体を知るとか、技術だったりを上げていかないと。継続で終わらず、それ以上いけるように」。進化を続け、不動の遊撃手となる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス