阪神・佐藤輝明内野手（２４）が９日、大阪市内で、契約している健康機器メーカー・ファイテン社が主催するファンミーティングに登場した。同社にボディーケアなどのサポートを受けながら、来季のフルイニング出場を宣言。プロ４年目での初達成に、「やっぱ出続けるにはコンディショニングを整えないといけない。そこをしっかり手伝ってもらって」と意欲を見せた。

　コンディショニング調整のため、食事やサプリメント摂取を意識し、睡眠も重要視するが、「ストレッチとか今までやって来たことと一緒なら成長しないので、そういうことも考えながら」と進化を求めた。同社と契約していた金本知憲は１４９２連続試合フルイニング出場の金字塔を打ち立てた。偉大な鉄人の背中を追いかけるように、「金本さんも（ファイテン商品を）つけてましたし、そういうことができるように頑張ります！！」と力を込めた。

　客席との質疑応答では「将来はＭＬＢに？」という直球質問に、「もちろん目指すべき場所」とキッパリ。目指す選手像については、「今だったら大谷選手じゃないですか」とメジャー本塁打王に敬意を払った。海外へ夢を広げつつ、まず果たすべきは球団史上初の連覇。フルイニングを戦い抜く“鉄人ボディー”を継承して、アレンパへ導く。

　◆２年目は惜しくも…　佐藤輝のプロ２年目だった２０２２年シーズンはチームで唯一の全１４３試合に出場。ただ、途中交代がありフルイニングは達成できなかった。２２年のチーム守備イニングは１２８１回で佐藤輝は１２５４回。２７イニング守備に就いていなかった。