「ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２３、阪神タイガース－オリックス・バファローズ」（３１日、甲子園球場）

　半袖姿で力投を続けていた阪神・伊藤将司投手が五回につかまった。

　四回に頓宮に同点ソロを浴びて迎えた五回、無死一、三塁から広岡の遊ゴロ併殺崩れの間に勝ち越しを許すと、東の送りバントを二塁に悪送球。中川圭は二飛に仕留めたが、ここまで１０打数無安打と湿っていた宗に日本シリーズ初安打となる右中間への２点適時二塁打を許して一挙３失点。

　甲子園では通算１５勝５敗の勝率・７５０を誇る左腕が自らのミスも重なり、２年連続日本一を狙うオリックス打線につかまった。５回４失点ＫＯは今季ワーストタイとなった。

　伊藤将は「立ち上がりも落ち着いて投げることができましたし、先制点を取ってもらったので、なんとか守り切りたいと思っていましたが、自分のミスから流れを悪くしてしまい、申し訳ないです。チームの逆転を信じて、このあとしっかり応援したいと思います。」とコメントした。