阪神からドラフト６位指名された津田淳哉投手（２２）＝大経大＝が３０日、大阪市内の同大キャンパスで畑山統括スカウト、渡辺スカウトらから指名あいさつを受けた。「実感が湧いてきた」と心境を明かし、母校・高田商の先輩であるＤｅＮＡ・三浦監督を目標に、プロで大成する決意を示した。

　“番長ロード”を歩む。高田商の卒業生としては、三浦監督に次ぐ３人目のプロ入りを決めた津田。「テレビでずっと見てきた方。自分が後輩とは思えないぐらい偉大な方です」と先輩右腕は憧れの存在であり、誇りでもある。

　高校時代は共に甲子園出場はかなわなかった。それでも三浦監督は現役時代、横浜一筋２５年でチームを支えた。一度も会ったことはないが、会談を熱望する。「あれだけ長く活躍された。どうやったら長く活躍できるのかを聞いてみたい」と胸を膨らませた。

　最速１５２キロの直球に制球力が武器。２９日には入団へ向けた準備に専念するため、２年半続けた「カレーハウスＣｏＣｏ壱番屋」大和郡山筒井店でのアルバイトを辞めた。「開幕１軍。それだけを考えて練習していきたい」。阪神といえば“津田一番や”と呼ばれる大投手を目指す。

　◆津田　淳哉（つだ　じゅんや）

　◆生まれ　２００１年８月２７日。奈良県大和郡山市出身

　◆家族構成　両親、姉

　◆サイズ　身長１７８センチ、体重８３キロ

　◆投打　右投げ右打ち。最速１５２キロ。球種はカーブ、スライダー、フォーク、ツーシーム

　◆球歴　片桐小４年から小泉ファイターズで野球を始め、郡山南中では志貴ボーイズに所属。高田商では２年秋から背番号９でベンチ入りし、３年夏は背番号１０で県大会準Ｖを果たすも甲子園出場はなし。大経大では１年秋のリーグ戦からベンチ入り。４年秋には最優秀防御率に輝いた。

　◆遠投　１１０メートル

　◆好きな食べ物　焼き肉。グラブに刺しゅうを入れたことも。

　◆趣味　映画鑑賞。洋画がお気に入り。