「ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２３、オリックス・バファローズ０-８阪神タイガース」（２８日、京セラドーム大阪）

　阪神が圧勝した夜、神戸市内の焼肉店で開催されたパブリックビューイングに、デイリースポーツ・オンラインでコラムを執筆しているカナダ出身のトレバー・レイチュラが参加。両軍とも投手力が高いことから、ご贔屓の阪神が大勝したにもかかわらず「第７戦までもつれる」と安心することなく慎重な予想をした。

　５９年ぶりの関西シリーズに、店内には多くの虎党が集まり、阪神が先制すると焼肉どころではない事態に。神戸ビーフと何よりタイガースが大好きだというトレバーも映し出された試合を食い入るように見つめていた。試合後「第７戦までもつれると思う。両チームとも投手力が抜群なので、阪神も明日以降、今日のような圧倒的な勝ち方はないんじゃないかな。僕の予想というか、希望は、第７戦の九回にオリックスの平野投手から阪神が決勝点を取って日本一になること」と、解説者顔負けの予想をした。平野は岡田監督がオリックス監督時代に救援投手としての適性を見いだしている。

　焼肉店「神戸ビーフ焼肉 お加虎」は今年５月に同市中央区にオープンした。経営するマネージャーと店主は元阪神投手の加藤隆行さん=2000年ドラフト5位=と岡本浩二さん=1999年同3位=で、1年違いの先輩後輩の関係だった。マネージャーの加藤さんは「お加虎でパブリックビューイングができて、お客様が最高に盛り上がってくれた。初戦は最高の試合で最高づくしになりました。パブリックビューイングはシリーズ中、毎日しますので是非お越し下さい。これからも阪神ファンの皆さんにに愛されるお店をつくっていきます。目指せ日本一！」と古巣の勝利に興奮気味に話した。