元阪神マルテ、ロサリオ、福永らが指名 中東拠点の新プロ野球リーグがドラフト開催 NPB経験者多数入団

 アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビやドバイなど、中東と南アジアを拠点に発足した新プロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」が23日(日本時間24日)、ドラフト会議を行い、元阪神のジェフリー・マルテ、ウィリン・ロサリオ両内野手や福永春吾投手ら、NPB経験者が多数指名された。

 同リーグはUEAに拠点を置くアブダビ・ファルコンズとドバイ・ウルブズ、インド西海岸のムンバイ・コブラズ、パキスタン最大の都市カラチに設立されたモナークスの4チームで構成。メジャー最多通算セーブ記録をもつ元ヤンキースのマリアノ・リベラ氏やレンジャーズなどで活躍したエイドリアン・ベルトレ氏、元マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス氏ら数多くの元メジャー選手がオーナーグループに加わっている。

 この日開かれたドラフト会議では、コブラズが1巡目全体1位で、元ホワイトソックス傘下の選手で今季は独立リーグでプレーした26歳のカラン・パテル投手を指名。同2位でかつて中日とオリックスに所属したスティーブン・モヤ外野手がモナークス入り。3位以下は元ヤンキースのディディ・グレゴリアス内野手(ウルブズ)、「カンフー・パンダ」の愛称で人気だったパブロ・サンドバル内野手(ファルコンズ)、アレックス・リディ外野手(ファルコンズ)、同リーグの出資者でもあるロビンソン・カノ内野手(ウルブズ)が続いた。

 モヤ以外のNPB経験者も数多く指名された。マルテ(モナークス3巡目全体20位)、ロサリオ(ウルブズ3巡目全体24位)、福永(ファルコンズ9巡目68位)の元阪神勢のほか、今季はDeNAに所属した平田真吾投手(モナークス5巡目全体34位)、日本ハムとロッテで活躍したブランドン・レアード内野手(コブラズ5巡目全体40位)、元ヤクルトのデビッド・ハフ(モナークス2巡目全体9位)、元広島のドビーダス・ネバラスカス投手(ウルブズ4巡目全体28位)らが名を連ねた。

 元メジャーリーガーでは、ヤンキースやマリナーズなどで通算2639安打をマークしたカノのほか、通算247勝の50歳右腕バートロ・コロン(モナークス2巡目全体16位)、エンゼルスで大谷翔平と同僚だったアンドレルトン・シモンズ内野手(コブラズ1巡目全体8位)らが指名された。

 同リーグの公式サイトによると、11月下旬にドバイで4チームによるショーケースが開かれる。

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