阪神・森木 フォーム修正へヤンキース・コール見習う 「力学的要素が正しくできているから、少ない動きで高い数値出せる」

 阪神・森木大智投手(20)が7日、鳴尾浜で2軍全体練習に参加し、フェニックス・リーグのテーマとして悪癖の修正を掲げた。

 昨年参加した同リーグで首の張りを発症。「それをかばおうとして、肩の僧帽筋とか三角筋に力が入っちゃって。トップまではちゃんと腕が上がるんですけど、そこから上に上がらない」と、いわば肩がすくむような形でフォームの乱れにつながっていたと明かす。背中や胸回りの「広背筋、前鋸筋、大胸筋に力が入るポジションで投げられれば」とトップの作り方やタイミングを合わせる練習を反復し改善を試みる。

 メジャーリーガーを参考にしているといい、理想の一人に、今季サイ・ヤング賞当確と言われるヤンキースのコールを挙げる。「力学的な要素が正しくできているから、少ない動きで高い数値を出せる」と動画や情報サイトで研究中だ。

 今季は約1カ月半実戦から離れるなど苦しんだ。「良くなる自分を期待しながら練習しているので、来年は頑張りたい」。3年目の飛躍へ、土台作りに励む。

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