阪神・佐藤輝 右翼へ特大先制弾!チームトップ15号 先発復帰から打率・407「いい感じで来てる」

 「読売ジャイアンツ6-9阪神タイガース」(26日、東京ドーム)

 乾いた打球音が敵地に響き渡ると、マウンドの横川は諦めたように両膝に手をついた。打った瞬間に確信させた阪神・佐藤輝の超特大ソロ弾。チームトップにして、自身プロ入り後3年連続での15号到達に、「先制点だったので良かったと思います。もっと打ちたいです」とスラッガーの本能をさらけ出した。

 二回先頭で打席に入ると、カウント2-2からインコース高めの直球に、2トーンカラーのバットを振り抜いた。「追い込まれていましたが、強くスイングすることを意識していました」。完璧に捉えた打球は、巨人ファンの悲鳴に包まれながら右翼スタンド中段に着弾。「しっかり自分のスイングができたと思いますし、最高の結果になって良かったです」と手応え十分の一発で、東京ドーム6連勝への口火を切った。

 23日・中日戦(京セラドーム)で小笠原から放った14号ソロに続く、左腕撃ち。チームの“左対策”もあって前日の5番から、6番に打順を変えた中でもきっちり結果を残して、「右も左も打率はそんな変わらないと思うけど、やっぱホームランを打てたので良かったです」と誇らしげに振り返った。

 2試合続いていたマルチ安打こそストップしたが、四球を二つ選んだ。特に七回無死二、三塁で光らせた選球眼では満塁機を演出。木浪のグランドスラムへとつなげた。

 2試合連続で先発を外れ、スタメン復帰した18日・DeNA戦(横浜)からの7試合で、27打数11安打の打率・407、2本塁打、5打点。7試合連続でHランプをともして、調子は上昇カーブをたどる。「いい感じで来てると思います」。両手に残る確かな手応えを感じながら、背番号8は次なる戦いに備えた。

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