阪神が8連勝で60勝一番乗り 貯金は今季最多の22 代打・糸原が殊勲の決勝適時二塁打

 8回、歓喜の表情で糸原(33)を迎える阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
 8回、勝ち越しタイムリー二塁打を放つ糸原(撮影・飯室逸平)
 8回、代打・糸原の適時二塁打で勝ち越しの生還をする一走・木浪(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神タイガース2-1東京ヤクルトスワローズ」(11日、京セラドーム大阪)

 阪神・糸原健斗内野手が渾身(こんしん)のひと振りで、チームを今季2度目の8連勝へ導いた。同点の八回1死一塁から代打で登場すると、清水から右中間への適時二塁打を放ち、一塁走者の木浪が一気に勝ち越しの本塁へ滑り込んだ。

 序盤から残塁が続いた。初回は2死二塁で大山が高橋から右前適時打で先制したものの、五回終了時点で残塁は「11」。本塁が遠い展開が続いていた。

 先発の村上は粘投を続けた。初回から150キロを計測するなど、直球がさえ渡る。1点リードの四回には塩見に同点ソロを献上したが、2死走者なしで相対した村上には自己最速を更新する151キロの直球で右飛に打ち取って見せた。

 ピンチを迎えたのは同点の七回だった。1死満塁とし、打席には代打・川端。カウント1-2から151キロ直球を投じ、三ゴロ併殺打に。最大の窮地を脱した村上はマウンド上でグラブをたたき、全身で喜びを表していた。7回3安打1失点、109球の熱投。今季8勝目はならなかったが、勝利を信じて腕を振り続けた。防御率2・02となり、リーグ1位となった。

 同点の八回は島本が登板。先頭の代打・浜田に中前打を許し、その後2死二塁となったところで昇格したばかりの岡留にスイッチ。ただ、岡留も山田に四球を与え、代わった及川も村上に四球を与え、満塁となった。

 ここでマウンドに上がったのは馬場だ。カウント2-2からサンタナにフォークをはじき返されたが、中堅・近本が好捕し、なんとか無失点でしのぎ、1イニングに4投手をつぎ込む執念の岡田采配がこの日も的中した。

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