阪神が7連勝で貯金は今季最多21 近本が決勝の6号2ラン 原口も2号2ラン 岡田采配光る

 7回、右越えに勝ち越し2ランを放つ近本(撮影・西岡正)
 9回、2ランを放った代打の原口(左)を迎える佐藤輝(撮影・堀内翔)
 9回、2ランを放ち、ナインに祝福される原口(左)=撮影・西岡正
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 「読売ジャイアンツ2-5阪神タイガース」(10日、東京ドーム)

 阪神は1点を追いかける七回、相手が重ねた守備の乱れを突いて、一気に逆転に成功した。先頭のノイジーが右中間フェンス最上部直撃の二塁打でチャンスメーク。続く梅野の高くバウンドした打球で戸郷が三塁に送球したが、野選となって無死一、三塁に。木浪の打席で一塁けん制を中田翔が捕球ミスでそらす間に、代走の島田が同点のホームを駆け抜けた。

 なおも2死一塁から、近本が右翼スタンドへ6号2ラン。滞空時間の長い一発で2点を勝ち越して、戸郷をノックアウトした。九回には代打の代打・原口が左翼席に2号2ランを放った。

 阪神先発の才木は7回1/3を8安打2失点で6勝目。初回は先頭の吉川と坂本をともに直球で連続三振に斬って最高の立ち上がりとなったが、三回先頭の長野に初安打となる二塁打を浴びると、犠打を狙った戸郷の打球が絶妙な場所に転がって内野安打に。無死一、三塁から吉川の二ゴロ併殺の間に長野が生還して先制を許した。

 その後は安定した投球を続けた才木だったが、八回先頭の坂本に13号ソロを浴びて1点差に迫られた。さらに1死一、三塁のピンチを背負ったところで継投となったが、加治屋が中田翔を空振り三振で仕留めると、スイッチした島本が代打・岸田を三ゴロで抑えて、窮地を切り抜けた。連投のため、試合前に帰阪していた岩崎不在の九回はケラーが締めた。

 1点差に迫られた八回の継投、九回に代打の代打を告げて原口が放った2号2ラン。巨人・原監督との腹の探り合いにも勝った岡田監督の采配が随所で光った。

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