若虎1&3番コンビで首位ターンへ 阪神・ドラ1森下&前川に岡田監督も太鼓判 「もう1軍の戦力やんか」

 打撃練習する森下
 打撃練習する前川
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 若虎1、3番コンビが、チームを首位ターンに導く。阪神は14日、球宴前の前半戦最終カードとなる15日からの中日戦(甲子園)に向け、甲子園で全体練習を行った。中日先発・高橋宏と相対する初戦は負傷離脱した近本の代役として活躍を続ける森下翔太外野手(22)=中大=が1番、前回の中日3連戦で結果を出した前川右京外野手(20)が3番に座る布陣が確定的。若武者2人の活躍に期待が集まる。

 離脱した近本の穴を埋めるべく躍動する若き外野陣が、前半戦首位フィニッシュのカギとなる。まず高橋宏が先発の15日は、「1番・森下」「3番・前川」の並びが濃厚。森下がチャンスを作って、前川が返す-。理想的な得点シーンを実現させ、竜倒につなげる。

 前川は前回の中日3連戦で13打数6安打と大暴れし、対戦打率・462を誇る。6月28日(甲子園)には高橋宏から2安打をマークしたが、「またゼロからの入りだと思う」と浮かれる様子はみじんもない。「誰が見てもホントにいいピッチャーで、そういうピッチャーと、もう一回対戦できる。全力で勝負したい」と力を込めた。

 今回の3連戦で11打数5安打以上なら、打率を3割に乗せて前半戦を終える。それでも「そんなうまいこといくか分からない。結果論なので、全て。ヒットであったりフォアボールであったり、何でもいいのでチームに貢献できるように」。個人成績より、あくまで勝利優先の考えだ。

 森下は9日・ヤクルト戦(甲子園)でのプロ1号を皮切りに、自己最長となる4試合連続安打中。新リードオフマンとしての仕事を果たしているが、「打席数を多く確保できるので、自分にとってありがたい。最初から積極的にいい姿勢で行けてるので、そこも継続して1番打者としてやっていきたい」と責務を胸に刻んだ。

 中日は3戦連続右投手が先発予定だが、「左右両方関係なく打てるというところをアピールしたい」と気合が入る。侍JAPANでWBC世界一に貢献した高橋宏には「球の強さ、勢いがあるピッチャー。経験の差もあると思うので、負けないように」と闘志を燃やす。

 台頭してきた若虎コンビに、岡田監督は「戦力として使えるっていうメドが立ったということは、めちゃくちゃええこと」と満足げ。「そら、(必死さが)出てるよ。それがいい結果につながっているというか。そんなん2軍に落とされへんやろ。もう1軍の戦力やんか」と太鼓判を押す。前半戦ラスト3試合、“新鮮力”で竜を撃破し、首位でオールスターブレイクを迎える。

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