阪神・佐藤輝 1軍復帰後初安打 岡田監督「別に悪ないやんか」チーム再神撃へ起爆剤に
「広島4-0阪神」(6日、マツダスタジアム)
阪神は打線が振るわず今季9度目の完封負け。3カードぶりの負け越しで2位・DeNAに1・5ゲーム差に迫られた。敗戦の中、佐藤輝明内野手(24)が四回2死から、1軍復帰後初安打となる右前打をマーク。1カ月以上連勝がなく、波に乗りきれない中、7日からは甲子園でヤクルト3連戦。チームも、佐藤輝もここから状態を上げて、白星を積み重ねたい。
待望のHランプに広島の虎党が沸いた。佐藤輝が一塁ベース上で安堵(あんど)の表情を浮かべる。勝利にはつながらなかったとは言え、チームを波に乗せるには背番号8の力が必要不可欠だ。
「引っ張って強い当たりが打てたのでよかったと思います」
四回2死。野村のツーシームを捉え、一、二塁間を痛烈に破る右前打を放った。5日の昇格後、初安打をマーク。6月17日・ソフトバンク戦(甲子園)以来、19日ぶりに1軍で快音を鳴らした。せめてもの意地は見せた。
チームは広島投手陣の前に5安打で、今季9度目の完封負け。捕手2人制の中、岡田監督は七回2死一塁で坂本に代打・渡辺諒を投入。同体制となった6月9日以降、ビハインドの九回裏の攻撃を除けば初のケースで、渡辺諒が左翼線二塁打で応えたが、得点につながらないことがもどかしい。岡田監督は積極策について「もう先にチャンス作らんとあかんわけやん」と淡々と振り返った。
本塁打は出ているものの、2日・巨人戦の五回から35イニング連続適時安打なし。打線の火力低下に伴い、チームの勢いも減少している。6月3、4日のロッテ戦(甲子園)以来、1カ月以上連勝がなく、2カードぶりのカード勝ち越しも逃した。そういった状況だからこそ、佐藤輝の完全復活が猛虎打線活発化の鍵となる。
今季、1試合2本の本塁打を放った5月14日・DeNA戦(甲子園)の前日、13日の同戦では引っ張った打球の凡打を放っていた。その時に岡田監督は「ポイントが良くなって前で捉えているからファーストゴロになる」と説明。ボールに差し込まれずにスイングすることを復調をつかむ前提に置いていた。
この日の安打も前でさばいたもので、他の3打席も全て引っ張り方向への凡打。指揮官は「別に悪ないやんか」と評価した。
甲子園に帰還し、7日からヤクルト3連戦を迎える。2位・DeNAは再び1・5ゲーム差に迫っている。「変わらず打てるようにしっかり頑張るだけです」と佐藤輝。若きスラッガーの快音を、打線の起爆剤とするしかない。
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