阪神 6カードぶり勝ち越しでリーグ40勝一番乗り 村上が甲子園初勝利 智弁学園の後輩・前川が適時打で後押し

 7回、村上は後藤を二塁ゴロに打ち取りガッツポーズを見せる(撮影・山口登)
 1回、適時打を放った前川は笑顔で村上に声を掛る(撮影・山口登)
 5回、渡辺諒(右端)が2ランを放つが、なぜかベンチで頭を抱える村上(奥)=撮影・高部洋祐
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 「阪神8-0中日」(29日、甲子園球場)

 阪神が大勝し、6カードぶりの勝ち越しでリーグ40勝一番乗りを果たした。先発の村上は7回5安打無失点で、チームトップタイの6勝目で甲子園初勝利を飾った。

 初回に2点を先行した。先頭の近本が左中間二塁打で出塁。中野が左前打で続き、無死一、三塁と松葉の立ち上がりを攻めた。渡辺諒、大山が倒れたが、2死二、三塁でノイジーが放った遊ゴロを龍空が失策。幸運な先制点が転がり込んだ。

 さらに2死一、三塁で、打席には左腕先発の試合で初スタメンとなった前川が立った。高卒2年目の20歳は松葉の2球目を中前にはじき返す適時打で追加点を生んだ。左投手も攻略し「バットの先で当たりは良くなかったのですが、いいところに飛んでくれました」と安堵を浮かべた。

 3-0の五回には1死から中野が猛打賞となる中前打で出塁すると、続く渡辺諒が4球目の直球を“破壊”。バックスクリーン左に飛び込む2号2ランで5点差とした。移籍後初の甲子園本塁打に「前の打席で1本出せたので、楽な気持ちで打席に向かえました。高めの真っすぐをしっかり捉えることができました」とコメントした。

 阪神の勢いは止まらない。七回には中野が4本目の安打で出塁すると、渡辺諒、大山の連続二塁打で2点を追加。さらに1死一、三塁から前川の二ゴロの間に三走・大山が生還し、8-0とした。

 村上は初回2死から4者連続三振を奪うなど完璧な立ち上がりを見せた。七回に2死から四球と連打で満塁とされたが、後藤を二ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。7回をちょうど100球で投げ抜き、5安打無失点にまとめた。

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