阪神・岡田監督「イベント長いで」DeNAに“口撃”「拍子抜けなってんねん。言うとけよ、横浜に(笑)」

 まさかのダメ出し?をした岡田監督(撮影・高部洋祐)
 横浜スタジアムのイニング間イベント一覧。上(黄文字)は甲子園でのイベント。
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 阪神・岡田彰布監督(65)が22日、2・5ゲーム差の2位・DeNAへ“先制口撃”を見舞った。23日から首位攻防3連戦の舞台となる横浜スタジアムは昨季から10連敗中。指揮官が苦戦の一因に挙げたのが、同球場で行われるイベント時間の長さだ。鬼門での連敗ストップへ、岡田監督らしいダメ出しで揺さぶりをかけた格好だ。

 鬼門突破へ、岡田監督が“先制口撃”でDeNAに揺さぶりをかけた。横浜スタジアムでは今季2戦2敗、昨季から悪夢の10連敗中だ。なぜ、横浜で苦戦するのか?そんな疑問に「この間の4月に横浜行った時の、その…、時間が長いよな」とボソリ。真意を測りかねる周囲をよそに、驚きの持論を展開した。

 「野球の?いや、イベントの。あれ待ってる時間長いで、あれ、ほんま。あれでちょっと拍子抜けするよな」

 「長い」とボヤいたのは試合前からイニング間も盛りだくさんのイベントだった。同球場ではファンやマスコット、チアガールがグラウンドに登場して、リレー対決やフライキャッチ、ダンスコンテストなどで試合を盛り上げる。「何か野球に関係ないイベントばっかりしてるやろ。あれで拍子抜けなってんねん。言うとけよ、横浜に(笑)」。もちろん冗談交じりだが、いかにも岡田監督らしいダメ出しと言える。

 「まあ横浜でずっと負けてるとか言われるから。この前も2つ負けたしな。まずひとつ勝っとかなあかんなとは思てるけどな、あんまり何連敗、何連敗、言われるのも嫌やし」

 連敗ストップを狙う一方、首位攻防戦という見方に対しては「そら普通よ」と自然体を強調する。直接対決から弾みを付けたいかと問われると、余裕たっぷりの“岡田節”でツッコミを入れた。

 「別にいかんでもええやろ、何でガーンていかなあかんねん、最初(笑)。そら、(今永を先発させる)相手はそう思とるかもわからんけど、こっちはビーズリーやで、明日」

 リーグ戦再開の初戦先発に来日未勝利のビーズリーを立てたように、今はチームを再軌道に乗せることが先決だ。交流戦は7勝10敗1分けの10位。打撃陣は軒並み不振に陥り、湯浅が2軍降格するなどブルペン陣にも疲れが見えた。球宴まで残り21試合。指揮官は「今いてるメンバーでしのいでいかなあかん」と手綱を締め直す。

 「貯金を増やすとかそういう問題やなしになあ。良いときのチームとしての機能をもう一回取り戻さなあかんわなあ。5月にあんだけいい形で貯金をしたわけやから、そういう形に、自分の調子を上げることも大事やで」

 4日間のブレークを経て、ナインも指揮官も元気を取り戻した。この日は甲子園室内練習場などで調整し、横浜へ移動。鬼門での1勝から再スタートを切る。

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