阪神・加治屋は止まらない 7球火消しで開幕から22試合連続無失点 球団最長記録樹立

 「日本ハム4-3阪神」(10日、エスコンフィールド)

 火消しという求められた仕事を、リリーバーとしてきっちりとこなした。大ピンチの場面で登板した阪神・加治屋蓮投手(31)が、7球で窮地を切り抜けて、「自分の持ち味は出せたかなと思います」と胸を張る1回無安打無失点。開幕から22試合連続無失点となり、球団最長記録を樹立した。

 大竹が勝ち越し点を奪われた直後、八回無死一、二塁で、ブルペンからマウンドへと向かった。点差はわずかに『1』。希望をつなげるためには、これ以上傷口を広げるわけにはいかない。まず対峙(たいじ)したのは4番の万波だ。カウント1-2から投じたフォークで、「相手もイケイケで来てると思うので、狙い通りというか」と二ゴロ併殺に。続く松本剛は三塁ゴロに仕留めて、事もなげにベンチへ戻った。

 開幕からの連続無失点は、98年弓長と、02年吉野の21試合が球団歴代最長だったが、21年ぶりに記録を塗り替えた。「今年に入る時から『どんな場面でもいく』というのは自分の中で思っていたので、そういうところを任してもらえるのは意気に感じながら投げてますし、その期待に応えられるようなピッチングをやっていきたい」。猛虎史にその名を刻んでも、背番号54は浮かれることなく腕を振る。

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