阪神・岡田監督 朗希に投げ勝った才木を称賛「6回終わった時点で最後まで才木でいくと」六回の今季初円陣は「俺がビックリしたわ」

 ロッテに連勝し、才木(左端)らナインとタッチを交わす岡田監督(80)=撮影・高部洋祐
 6回、ベンチ前で円陣を組む阪神ナイン(撮影・山口登)
リリーフカーに乗り、手を振る才木(中央左)=撮影・北村雅宏
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 「阪神2-0ロッテ」(4日、甲子園球場)

 阪神が難攻不落の佐々木朗希投手をわずか1安打で撃破し2連勝。貯金を今季最多タイの「18」へ戻した。才木浩人投手がプロ入り初めて9イニングを投げての完封勝利を飾った。

 ロッテ・佐々木朗希との投げ合いを制した右腕に、試合後、岡田監督は賛辞を並べた。岡田監督の試合後の一問一答は次の通り。

  ◇  ◇

 -才木投手の頑張りがすごかった

 「本当にがっぷり四つというか、本当の投手戦だったんでね。まあ才木もあんまり点がとれないと思っていたと思うんで、自分がゼロに抑えるというかね、そういう気持ちが伝わってきましたね」

 -一時期の2軍での調整を経て、1軍に戻ってきた才木は本当に頼りになる

 「前回もそうですしね、あのう。だから自分の調子が悪くなった時の修正点は本人もわかっているんで。そのへんはさすがですね、やっぱり」

 -きょうは最後まで才木でいくと

 「いや、もう6回終わった時点で、ピッチングコーチに、きょうは最後まで才木でいくと(伝えた)」

 -その期待に最後まで答えた

 「そうですね。はい。2点目(梅野の一発)も大きかったですけどね」

 -佐々木をどう攻略していくか、注目の的だったが

 「いやいや、五回までは、もう静かにするというか、六回から球数とかね、いろんなボールを含めて…。いや、きょうはだから六回にね、今岡コーチが今年初めて円陣を組んだんですね。お、初めて組んだなーっと思ったけど、その回に点を取ったんで、それが効いたんでしょう」

 -イメージ通りに佐々木朗を攻略できたか

 「まあ2点取ればねなんとか、と思っていたんですけど。そのとおりになって、才木がいっぱいがんばってくれた。あのー、5回くらいかな。松坂と杉山の05年の1-0の投げ合いがずーと(頭に)あったんで、そういう感じかなと思ったですね。思い出しましたね」

 -連戦が続く中で才木が1人で投げきったのは大きい

 「いやいやもう、9連戦で、昨日もけっこう使ったんで、まあちょっと故障もあったんでね、ブルペンは。そういう意味でも1人で投げて勝つのは大きいですね」

 -六回の円陣はしっかり見極めを、と?

 「そうそう。別にそんな難しいことは今岡言ってなかったみたいやけど。まあ、初めて組んだから俺がビックリしたわ。円陣組んだの。点入るんかなと思ったけど、点入ったからよかったやん。あれで入らんかったら、もう円陣組むなと言うけど」

 -監督賞を今年も出している?

 「出してる出してる。才木にやらんと、そら怒られるやろ。ナンボ梅野がホームラン打っても、そら才木やろうなあ」

 -円陣はあまり好まないか

 「円陣したら相手に読まれるやんか。だから円陣言うのはだって、準備の段階と違ういうことやからな。だから本当に打てない時は、俺もオリックスの時とかやってたけどな。3回とかに円陣組んでた時もある。分からないピッチャーばっかやからな。その打席の内容とか、そんなんであったけどな。でももう、準備して試合に挑むんやから。そんな試合中にミーティングと違うことは起きないよ、今はもう色んな情報が入ってるから、そら」

 -いい円陣になった?

 「そうやなあ。ほとんど何も言うてなかったけどなあ、はっきり言うて」

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