新加入の阪神・大竹が無傷5勝の躍進 両リーグを知る糸井嘉男氏「セとパの違いは…」

 6回、牧を併殺に打ち取る大竹(撮影・山口登)
 ファンの声援に応える大竹(撮影・山口登)
 お立ち台で笑顔を見せる大竹(左)とノイジー(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神7-2DeNA」(13日、甲子園球場)

 阪神の大竹耕太郎投手が6回1失点の好投で、リーグトップの5勝目。球団投手の開幕5戦5勝は1937年・御園生崇男、04年・福原忍に続いて3人目の快挙となった。

 昨オフ、初の試みとなった現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍してきた大竹。2年連続で未勝利に終わっていた新加入左腕の躍進ぶりに、デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏も目を見張る。

 「ほんとに言葉は悪いかもですが“掘り出し物”と言いますか…。ここまで計算には入ってなかったでしょ。村上投手といい、計算に入れてなかっただろう2人がこれだけ大車輪の活躍ですからね。それがここまでの阪神の強さでしょ」

 糸井氏自身も日本ハム、オリックスを経て、阪神に入団。パ・リーグの野球を経験してからセ・リーグに移籍した経験がある。

 両リーグの違いを打者目線から「全然、違いますよ。パ・リーグの投手には、やられるときは圧倒的にやられる。今だったら佐々木朗希投手なんかがそう。セ・リーグの投手にはやられ方が何というか“打ち損じたな”とか…なんか、そんな感じなんですよ」と独特の言い回しで表現した。そういう意味では大竹はコントロールで勝負して、打者をかわすタイプのセ・リーグっぽい投手ということだろう。

 さらに糸井氏は、移籍直後のモチベーションの高さも、良い方向に出ているのではないかと自身の経験を交えて推察する。

 「ソフトバンクでも結果を出していた時期もあるように、もともと力はあったと思うんです。それがまさに心機一転というか、やっぱり新しいチームで認めてもらおうって気持ちとか、これをきっかけにチャンスをつかもうってふうになりますからね」

 とはいえ、まだ5月。糸井氏は「シーズンが終わってみてどうか。でも、まだまだ彼もこれぐらいでは満足していないはず。ここまで順調に来たなら、どうせなら最多勝とかを狙うぐらいでやってほしいですよね」と、エールを送った。

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