7回完全投球の村上と同じ淡路島出身・近本が勝ち越し打 阪神が延長戦を制して巨人に勝利

 試合に勝利し、熊谷(左から2人目)らから出迎えの先頭に立たせられる村上(右橋)。左端はノイジー(撮影・吉澤敬太)
 10回、近本の適時打で生還した木浪(0)を出迎える岡田監督(中央)=撮影・吉澤敬太
 10回、近本が勝ち越しの左前適時打を放つ(投手・高梨)=撮影・堀内翔
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 「巨人1-2阪神」(12日、東京ドーム)

 阪神が1-1の同点で迎えた延長十回に、近本の適時打で勝ち越し。最後は湯浅が締めて勝利を飾った。

 先発した村上頌樹投手が7回を無安打無失点、無四球と、巨人打線に一人の走者も出さず、パーフェクト投球を続けていた中、八回の打席で代打を送られる岡田監督非情の采配。交代が告げられた瞬間には敵地ドームには、驚きの悲鳴とブーイングが響いた。残念ながら村上はプロ3年目での初白星はならなかったが、同じ淡路島出身の先輩・近本の一打でチームは巨人戦今季初勝利を決めた。

 試合は初回、村上が三者凡退で立ち上がると、二回には智弁学園の2学年先輩にあたる巨人・岡本和を打席に迎えた。カウント2-2と追い込み、最後は渾身(こんしん)の148キロ直球で空振り三振を奪った。2度目の対戦となった五回の打席もカウント3-2まで粘られたが、二邪飛に打ち取った。

 四回にノイジーの来日初本塁打で先制。村上は最速148キロの直球に、巨人の打者が差し込まれるシーンが多く、真っ向勝負で強力打線を押さえ込んだ。二塁・中野の好守にも助けられながら、六、七回と危なげない投球を続けたが、八回に巡った打席で岡田監督は代打・原口をコール。球場は騒然となった。

 すると直後、代わった石井が岡本に対して初球、真ん中に入った148キロを左翼スタンドに運ばれた。結果的にこの采配が裏目となり、村上のプロ初勝利も消えた。続く九回の攻撃では、大勢の失策も絡んで1死二、三塁と絶好の勝ち越し機を作ったが、佐藤輝が空振り三振に倒れると、代打・糸原は四球。2死満塁から代打・島田が空振り三振に倒れた。

 それでも延長十回に木浪の四球、大城卓の捕逸、梅野の犠打で1死三塁とすると、近本が高梨から左前へ適時打。勝ち越しを決めた。

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