阪神が15年ぶり無傷の開幕4連勝!大山が価値ある決勝打 岡田監督第一次政権の08年以来となる快進撃

 4連勝を飾りナインと勝利のタッチを交わす岡田監督(中央)=撮影・立川洋一郎
 9回、勝ち越し二塁打を放つ大山(撮影・田中太一)
 9回を締めた湯浅(左)は梅野とハイタッチ(撮影・中田匡峻)
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 「広島4-5阪神」(4日、マツダスタジアム)

 阪神が岡田監督第一次政権の2008年以来、15年ぶりとなる開幕4連勝を飾った。

 同点の九回、4番・大山が2死二塁から左中間を真っ二つに破る適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。その裏、新守護神の湯浅が1点のリードを守り切った。

 序盤はドラフト1位・森下(中大)が打線を引っ張った。両軍無得点の二回無死一、三塁で九里から先制の中犠飛を放つと、同点の四回1死一、二塁では右腕の変化球を完璧に捉えた。あと少しで本塁打とも言える左中間フェンス最上部に直撃する適時二塁打を記録した。2打席連続打点となり、プロ初長打だ。

 「少し崩されましたが、しっかりと振り切ることができましたし、良い感触で捉えることができました。チームに勢いをつけることができたかなと思います」

 九里を五回途中4失点で引きずり下ろし、これで4試合連続相手先発投手を5回終了までにKOした形となった。五回にも森下は2番手・島内の152キロ直球を右前に運ぶなど、持ち味の打撃で存在感を発揮していた。

 今季初先発の西勇輝投手は6回0/3を投げ、4安打3失点。先発投手として試合は作ったが、3点リードの六回無死一塁で相対した坂倉に1号2ランに献上。悔しい1球となってしまった。

 1点リードの八回は3番手・浜地が1死二、三塁のピンチを招き、デビッドソンに同点の中犠飛。試合が振り出しに戻った。

 守備では、遊撃・小幡の好プレーが大きかった。初回先頭の広島・菊池が放った打球は二遊間に痛烈なゴロとなって飛んだ。完全にセンター前ヒットかと思われた打球を、小幡が懸命に左腕を伸ばしてキャッチ。そのまま一回転して一塁へ力強くスローイングし、アウトにしてみせた。

 岡田監督は「まあ一つずつや。まだな。始まってあれ(4試合)やから。一周りあたるまではこんなんちゃうか」とコメント。これでセ・リーグではヤクルトと並んで負けなしの開幕4連勝となった。

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