サヨナラ勝ちの阪神 岡田監督はドラマ呼んだ糸原を絶賛「本当よく残したなあと思ったですね」

 サヨナラ打を放った近本(5)を満面の笑みで迎えた岡田監督(撮影・中田匡峻)
 12回、糸原は近本のサヨナラ打で生還する(撮影・山口登)
 岡田監督(左)はプロ初勝利を挙げた富田を祝福する(撮影・山口登)
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 「阪神6-5DeNA」(1日、京セラドーム大阪)

 阪神が十二回2死、近本の一打で劇的サヨナラ勝ち。開幕2連勝を飾った。

 十二回、2死無走者からドラマが待っていた。このまま引き分けかと思われたが、代打糸原が初球を打ち右前打。この一打が雰囲気を変えた。続く、小幡が四球、坂本も左前打。最後は近本が山崎の直球をはじき返し、中越えに運んだ。

 岡田監督は「まあ、最後は2アウトランナーなしだから。まあ最後、糸原一人でね、本当よく残したなあと思ったですね」と、まずは糸原の名前を口にした。昨季までのレギュラー格は今季は代打要員となっているが、腐らず土壇場で大仕事を果たした。指揮官は「もう12回までいく流れで考えていたんで、ちょうどね。あの2アウトからあきらめずに塁に出たことが最後、いい形につながったと思います」と、絶賛した。

 先発の秋山が初回に4失点しながらの大逆転劇。六回以降から登板したリリーフ7投手が無失点でつないだことも勝因となった。指揮官は「昨日、点を取られたやつは、使わないでおこうと思ってたんで」と振り返り、リリーフ全員が無四球だったことには「そら、たいしたもんやな」とうなずいた。

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