阪神の開幕投手・青柳が六回途中1失点 コロナで断念の思い胸に 白星挙げれば球団日本人で12年ぶり

 5回、戸柱を三振に仕留め、雄たけびを上げる青柳(撮影・高部洋祐)
 力投する青柳(撮影・高部洋祐)
 5回、関根の打球で、一塁ベースランニングに走る青柳(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-DeNA」(31日、京セラドーム大阪)

 初の開幕投手を務めた青柳晃洋投手は六回途中1失点で降板。球団の日本人投手では2011年の能見以来となる勝利投手の権利を手に、マウンドを降りた。

 DeNAがスタメンに牧以外はすべて左打者を並べてくる対策を講じてきたが、初回、二回と三者凡退。直後に味方が3点を援護すると、三回、四回もシンカー、スライダーも交えながら、安定感抜群の投球を披露した。

 裏の攻撃では1死一、三塁から1球でセーフティースクイズを成功させ1点追加し自らを援護した。五回は先頭の牧に三塁へこの日初めての安打を許すも後続を断ち無失点に。

 六回は左前打、四球で1死一、二塁のピンチに。林を三邪飛に打ちとったところで降板。93球を投じ、最速は149キロ、計7つの三振を奪った。昨季は開幕投手を務める予定も新型コロナに感染して断念。2年分の思いを胸に、大役を果たした。

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