掛布雅之氏、阪神入団は「野球をやめるため」だった!オープン戦の幸運で心境一転

 阪神OBで“ミスタータイガース”として活躍した掛布雅之氏が3日深夜に放送されたテレビ東京系「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」に出演し、阪神に入団した理由を明かした。

 掛布氏はドラフト6位に指名されて、千葉・習志野高校から1974年に阪神に入団した。ナイツ・塙宣之は掛布氏がドラフト前に受けていた入団テストについて質問。掛布氏は「高校3年の野球が終わって、そんなにいい成績も残せませんでしたので、プロには行けないだろうと。大学か社会人か、ちょっと悩んでたんですけど、阪神タイガースのテストみたいな形の練習をさせていただけるという話が来まして」と経緯を説明した。

 「10日くらいの練習が終わった後に、スカウト部長の方が『阪神が取るから』と。『えっ』と思ったんです」と思わぬ評価に驚いたことを明かした。評価には喜んだが、一方で「プロに入っても、無理だろうな」とも考えていたという。

 それでも入団したのは「大好きな野球をやめるんであれば、プロ野球でやめる方が納得できるんじゃないかという気持ち」だった。「野球をやる、というよりも、やめるためにプロを選んだんだと思います」と“思い出入団”の心境だったと吐露した。

 ただ、オープン戦で、ショートのレギュラーだった藤田平氏が結婚のため、セカンドのレギュラーだった野田征稔氏が葬儀のため同時に休んだ日があり、掛布氏が出場機会を得ることに。そこで太平洋クラブライオンズ(現西武)の東尾修氏から2安打を放つ活躍をしたことで「『やめよう』と思って入ったのが、“やる野球”に変わっていった」と心境の変化があったと振り返った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス