【井川慶氏の眼】阪神・湯浅は状態不安なし 桐敷は大崩れしないタイプ

 4回に登板し、1イニングを無失点に抑えた湯浅(撮影・立川洋一郎)
 先発し力投する桐敷(撮影・立川洋一郎)
 安藤投手コーチ(左)と話す本紙評論家・井川慶氏(撮影・中田匡峻)
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 「練習試合、楽天1-16阪神」(15日、金武町ベースボールスタジアム)

 阪神・湯浅京己投手(23)は「侍ジャパン」合流前最後の登板で、1回1安打無失点と好投した。最速で147キロを記録した投球をデイリースポーツ評論家の井川慶氏(43)は「昨年と変わらず、いいバランス」と解説。期待の若手左腕についても「開幕ローテ争いが楽しみ」と高評価した。

  ◇  ◇

 湯浅は全体的なフォームを見ても、昨年と変わらず、いいバランスで投げられていた印象です。球がやや浮いていたところは、WBCのボールの影響か分からないですが、彼は上から投げ下ろすタイプなので、上下のズレというのは問題ない。

 仮に横にズレたりすると、横振りになっているということで不安を感じるかもしれないので。上下のズレであればリリースポイントの調整だと思いますし、大丈夫でしょう。

 WBCのボールへの対応は、まだしっくりきていないところがあったとしても、日本でやる間は慣れた環境でもあるので調整できるはず。ただ、先の話になりますが、アメリカでの準決勝と決勝となれば、少し変わってきます。

 やはり、気候が変わると改めて対応しないといけない部分が出てきます。寒さを感じると、それに比例してボールも滑るように感じるので。ただ幸い、会場のマイアミは暖かい場所なので、それほど違和感なくできるのかなとは思います。

 先発した桐敷は、昨年も見ていましたが、コントロールが良くて大崩れしないタイプ。持ち味は出せていたとは思います。フォームに安定感というかバラつきもなく、同じ形で投げられるので、今後の開幕ローテ争いが楽しみですね。

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