「阪神春季キャンプ」（１日、宜野座）

　レジェンドの助言で新感覚を手に入れた。阪神・小幡竜平内野手（２２）が、宜野座に訪れた球団ＯＢ・鳥谷敬氏（４１）から併殺プレー時の捕球体勢の指導を受けた。

　投げる方向に体を向けて捕球することで、送球動作がスムーズになることを教わり、その後のサブグラウンドでの併殺練習で早速実践。遊撃の位置からの二塁送球時には、一塁送球時の捕球体勢より体の向きを二塁ベース側に開いて、捕球することを徹底した。

　「全然違いましたね、朝（早出練習）の感覚と」といきなり効果を実感。今キャンプからＯＢや評論家のグラウンドへの立ち入り解禁が功を奏した。

　「初日に聞けてすごく良かった」と充実感をにじませた小幡。この１カ月間で偉大な先輩からの金言を身に染み込ませていく。