阪神「アレ」で統一 フロント&チーム一丸で 仕事納めで百北球団社長が呼びかけ

 納めの会で新スローガン「A.R.E.」を手にあいさつする百北球団社長(中央)=撮影・飯室逸平
 室内練習場の外壁には新スローガン「A.R.E.」が登場した
 一丸サポートで岡田監督を胴上げよ!!
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 阪神は28日、仕事納めを迎えた。甲子園の室内練習場であいさつを行った百北幸司球団社長(62)は来季のチームスローガン「A.R.E.」を用いてチーム、スタッフ、フロントが一丸となって戦うと意気込んだ。杉山オーナー、岡田監督の新体制となる来季。12球団トップへ向けて魅力ある球場、チーム作りを進めていく。

 “アレ”への思いはみんな同じだ。百北球団社長は来季のチームスローガン「A.R.E.」のロゴ入りの紙を持って「私非常に気に入っております。いいスローガンを作っていただいた」と絶賛。「Aim」、「Respect」、「Empower」のそれぞれの意味を“百北流”に解釈して、球団職員へ力強く呼びかけた。

 「確たる目標に向かって同僚、部下をリスペクトし、自信を持って育ってもらいたい。2023年、チーム、スタッフ、フロント一丸となって戦って参りたいと思います」

 チーム同様、球団も「優勝」の2文字は封印する。「『優勝』という言葉が言いにくくなったなと(笑)。ついつい、優勝…、あっ、アレやなと」。選手だけでなく、フロントも「アレ」で統一し、チームを全面バックアップする構えだ。

 杉山オーナー、岡田監督の新体制となる来季へ、ファンの期待はヒシヒシと感じている。営業面でも「コロナ前に立てた計画がある。それに可能な限り戻したい」と鼻息は荒い。今季の甲子園の来場者数は12球団トップ。魅力ある球場にするため努力は惜しまないが、「チームが強いというのがお客さんに来ていただける一番の要因だと思っている」。何よりも、勝つことが最大のファンサービスにつながると力説する。

 期待するのはやはり岡田新監督の手腕だ。監督に復帰した今オフは連日大忙し。テレビ、ラジオ、スポーツ紙の“岡田語録”をくまなくチェックしており「チームのことをよく考えて情報発信していただいている」と発信力に感謝した。

 40歳前後にイタリアへ赴任した時期がある百北社長は「英語ではえーあーるいーと読むが、イタリア語ではアレと読むので、私にはアレとしか読めない」と笑い「監督の思い入れもあるし、チームスローガンですので、我々もそれを掲げてやっていきたい」と力を込めた。来季はチームもフロントもスタッフも一丸。18年ぶりの“アレ”を目指して、百北社長が心一つに束ねていく。

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