健康機器メーカー・ファイテン社と契約する阪神・佐藤輝明内野手（２３）が２１日、今季限りで引退した糸井嘉男氏（４１）と大阪府内で開催されたファイテン主催のファンミーティングに参加した。

　糸井の印象的に残る姿を問われた佐藤輝は、昨年の日本ハム戦（札幌ドーム）での帰塁のシーンを挙げた。「嘉男さんがファウルで戻った時に審判にぶつかった時にさすがだなと思いました」。これに対し、糸井は「（後日、当該審判から）糸井君のおかげでヤフーニュース載ったよ」と声をかけられたと明かし、参加者は爆笑していた。

　阪神の選手でもし付き合うとしたら？という質問では、糸井は「経済力を取るなら佐藤輝明。まあ、吉田正くらいの契約取ってくれたら佐藤輝」と糸井節がさく裂。佐藤輝は「それは嘉男さんでしょ」とお互いの名前が挙がり、仲の良さが垣間見えた瞬間だった。

　前監督の矢野監督について問われると、佐藤輝は「限界を突破してみろ」と、指摘されたことが胸に響いていると明かしていた。来季は３０発以上を目標に掲げるスラッガーが、己の限界を超えるために、研さんを積んでいく。「ファイテンさんのサポートを受けて全試合出場、“アレ”を目指して頑張ります」とファンの前で決意した。