阪神・大山が激変 効いた岡田の魔法 「下たたいてるやろ」指摘→修正後は柵越え連発

大山(手前)にボールをバットに当てる位置を確認する岡田監督
岡田監督(奥)が見る中、ティー打撃をする大山(撮影・田中太一)
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 「阪神秋季キャンプ」(8日、安芸)

 これぞ“岡田の魔法”だ。岡田彰布監督(64)が8日、打撃練習中に掛けた「スピンをかけろ」の言葉で、大山悠輔内野手(27)らの打球の質が変わった。伝えられたのはボールの下ではなく、上をたたいてラインドライブのスピンをかけるという感覚。それでいて飛距離が伸び、打球速度が上がるという結果に、一同言葉で説明できずに首をひねりながらも、好感触をつかむ不思議な現象が起こった。

 スタンドのファンから拍手が湧き起こる。視線の先には快音を響かせながら、次々と打球を柵越えさせる「背番号3」の姿が。実は直前のティー打撃中に、大山は岡田監督に“魔法”をかけられていたのだった。

 言葉としては「スピンをかけろ」。助言を受けた大山は「自分ではそういうやり方かなと…」と、最初はボールの下をたたいてティー打撃を“かち上げていた”。すかさず指揮官が「オマエ、下たたいてるやろ」と指摘。指示はボールの上をたたいて、ラインドライブのスピンをかけるというものだった。

 その後に向かったフリー打撃で試すうちに、「何となくですけど“こういうことか”」と徐々に体得。次々と柵越えが飛び出し、「打球の質というか、自分で打っていても違いましたし、投げてもらっている投手の方も『今日ちょっと違ったけど』と」と明らかな変化が表れたという。

 岡田監督は「あんだけええ感じで打つんやんか。ちょっとしたコツよな」と満足そうだ。キャンプ初日には大山に、球を捉えるポイントを前にすることを指示。「あんまり飛べへん」と指揮官が話すスライス気味の打球が減り、この日の助言も相まって、さらなる良化を遂げたのだった。

 しかし、この「打球の上をたたいてスピンをかける」というコツ。普通に考えればボールの下をたたいた方が、飛距離が出るイメージが湧く。

 それでも大山が「飛距離が出た打球もありますし、失速しそうなところからもうひと段階伸びる感じも何球かありました」と証言。同じ助言を受けた板山に至っては「170キロくらいになって、10キロくらい上がった。飛距離的にも今までにない打球が出た」と、打球速度の数値にまで明確な改善があったという。

 「グニャッていうイメージですね、難しい」と大山が首をひねり、板山も「言うのは難しいけど、言われてみれば糸井さんとかもそうやって打っていたのかな?」。言葉で伝えるのは難しい感覚ながら、成果は一目瞭然-。岡田監督が放つ助言の“魔力”を、まざまざと見せつけられる結果となった。

 ◆近本にも伝授していた 岡田監督はデイリースポーツ評論家時代の20年2月に近本と対談を行った中でもボールの上部を打つ利点を説いている。「ボールのどこを打つ?」と問いかけ、「芯ですか?」と答えた近本に対し、「芯より上。そこを狙ってつぶしていった方がスピンがかかりやすいよ。しかも、縫い目を打つともっと飛ぶ。(クラブとボールの)間に草が入って飛距離が出るゴルフのフライヤーと一緒やないかな」と“極意”を伝授した。

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