阪神ドラ4茨木 目指すは西勇 元日本ハム・芝草監督の教えで大きく成長
「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)
阪神からドラフト4位指名された茨木秀俊投手(18)=帝京長岡=は、にこやかな笑顔を浮かべた。「うれしい気持ちでいっぱいです」と率直な心境を吐露。縦じまに身を包むことを想像し、早くも具体的な目標を掲げた。
「チームに必要とされる投手になりたい。勝てる投手を目標に、ローテーションを任されるようになりたい」
プロの教えを受けて大きく成長を遂げた逸材だ。北海道出身の右腕は「甲子園に行くために監督の指導を受けたい」と地元から離れることを決心。元日本ハム投手の芝草宇宙氏が監督を務める帝京長岡に進学してマンツーマンの指導を受けると、入学時は130キロだった球速が3年夏には147キロへと成長した。
3年夏に同校初の新潟大会決勝で敗れ、3年間で甲子園出場はなし。「コントロール良く、試合を作って勝てる投手に」と阪神・西勇を目指す投手像に挙げた右腕。高校時代には立てなかった聖地のマウンドで勝利を積み重ねる。
◆茨木秀俊(いばらぎ・ひでとし)2004年6月8日生まれ、18歳。北海道札幌市出身。182センチ、85キロ。右投げ右打ち、投手。小学2年時に「手稲ヤングスターズ」で投手として野球を始め、手稲中では「札幌東シニア」に所属。帝京長岡では1年夏からベンチ入り。最速は147キロ。自信のある変化球は縦横のスライダーとチェンジアップ。2学年下の弟も同校野球部で投手を務める。