阪神1位指名は高松商・浅野が最有力 岡田監督、黄金の右初解禁!原監督とTG決戦へ

 “運命の日”を心待ちする高松商・浅野(撮影・飯室逸平)
 スカウト会議の臨む岡田監督(球団提供)
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 「2022年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」がきょう20日、午後5時から都内のホテルで開催される。19日に都内ホテルで行われたスカウト会議後、取材に応じた阪神・岡田彰布監督(64)は1位指名選手の決定が当日に持ち越しになったことを明かし、競合した場合は自らくじを引く可能性を示唆。1位指名最有力の高松商・浅野翔吾外野手(3年)を巡り、巨人・原監督と“TG一騎打ち”となる可能性が高まった。

 ドラフトTG決戦で“黄金の右手”が発動するか!?ドラフト前日のスカウト会議後、岡田監督が指名選手競合時の抽選くじを自ら引く可能性を示唆した。

 「当日の星占いとかが良かったら。分からないですね、明日になってみないと。当たるような占いなら、引いてもいいかなとは思いますけど…」

 自ら引くか引かないかは占い次第…とはいえ数日前のテレビ出演時は「編成の上のもんが引けと球団には言うといた」と話していただけに、随分と前向きになっている。

 岡田監督の過去のドラフトにおけるくじ運は良くない。阪神、オリックス監督時には、外れ1位の抽選も含めて1勝7敗。だが、当時はすべて左手で引いていた。「右手が上がらなかったからね。箱に入れるのが痛かったから。だいぶん回復したんでね。占いが良かったら、そろそろ使ってない右を出さないといけない」。忌まわしき過去を振り払うために、右手の“解禁”を宣言。やはりやる気は出てきているようだ。

 抽選は原監督率いる巨人と一騎打ちになる可能性が高い。この日の会議では各スカウトから、1位指名公表球団がない大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)、オリックスが公表済みの白鴎大・曽谷龍平投手(4年・明桜高)ら、1位指名の候補となる選手12人程度が推薦された。

 その中で高校通算68本塁打を誇る高松商・浅野翔吾外野手(3年)の1位指名が最有力となっている。今年は9球団が1位指名を公表済み。しかも重複がないという、異例の状況だ。浅野は現時点で巨人が1位指名を公表済み。阪神と同じく公表していないDeNA、ロッテが指名しなければ“TG一騎打ち”が実現する。

 原監督も自らくじを引くかをけむに巻いているが、岡田監督が1学年上で、大学日本代表でクリーンアップも組んだ間柄。現役時代だけでなく、監督としても伝統の一戦で熱い対決を繰り広げてきた二人が、再びドラフトの舞台で相まみえる。

 運命のドラフトは、岡田監督再登板後の初仕事。封印されていた右手で、いきなり大仕事を成し遂げる。

 ◆ドラフトTG対決 阪神と巨人がドラフト1位で競合した例は過去に7度。そのうち、いずれかの球団が交渉権を獲得したケースは3度あり1969年・江夏豊(阪神)、92年・松井秀喜(巨人)、2020年・佐藤輝明(阪神)。また、阪神と巨人が競合した年はいずれも他球団も競合しており、阪神と巨人の2球団のみのケースは過去にない。ちなみに、岡田監督と原監督がドラフトで“抽選対決”したのは06年・堂上直倫(中日)、07年・大場翔太(ソフトバンク)の2例で、いずれも阪神と巨人以外の球団が交渉権を獲得している。

 ◆金運○ 岡田監督の誕生日は11月25日。デイリースポーツ東京版に掲載している「誕生月占い」では、11月は「¥○」「ハート△」。吉色「緑」、吉数「8」、ラッキーアイテムは「詩集」となっているが、さて…。

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