岡田節全開!阪神・岡田新監督「優勝は『アレ』」よ「(ファンは)コロナで大人しく」就任会見語録

 監督就任会見に臨む岡田新監督(撮影・飯室逸平)
 笑顔でポーズを決める岡田新監督(撮影・飯室逸平)
2枚

 阪神・岡田彰布新監督(64)が16日午後、大阪市内で就任記者会見に臨んだ。会見での一問一答は次の通り。

  ◇  ◇

 -今の気持ちは。

 「15年ぶりなんですね、タイガースは。オリックスも3年したんですけど、やっぱり、ドラフトで当ててもらって、選手時代もそういう意味で優勝というか、日本一までなれたし。2005年に優勝して、まさかね、それから優勝できないと思ってなかったんで。まぁ、あのスタンドから見て、何とかしたいというかね。そういう気持ちはすごくあったので、今年ちょっと要請をもらって、何とかね、年齢的にも長くできないと思いますけど、最後はタイガースのためにね、ユニホーム着ようかなとそう言う気持ちになりました」

 -阪神の監督は2度目だが、即決断した。

 「今年の場合は早いから。矢野監督のね、そういう経緯(キャンプイン前日の退任表明)があったから。周りからいろいろ言われたけど、どうですかねって。その自分からそういうことはね、当然ね。やるとかやらないとかの問題じゃないんで。とにかく強く、勝てるチームなんですよ。でも勝てないんで。その辺のちょっと歯がゆさはあったんで、ずっとスタンドから見てて、話もらった時にやってやろうかなってなりましたね」

 -思いは勝ちたい、勝たせたい。

 「ずっと強かったんですよね、戦力的には。言葉は悪いですけど、暗黒時代というかね、本当に弱い最下位のときも言ってたんですけど、戦力的にもあの頃とは違うし」

 -岡田監督の本日の服の狙いは。

 「これですか?黄色ですか?いやいや、(広島新監督の)新井も赤いネクタイしてたから。黄色にしていかないあかんかな思って。それだけです(笑)」

 -今のタイガースの印象は。

 「ピッチャー(が良い)ね。若いピッチャー陣というか、また2軍から出てきたし、すごくバランスのいいチームだと思ってますけど。そういう意味ではね、今年は得点(力)ですか。その非常に得点(力)という意味ではちょっと消化不良という形で、もうちょっと打ってあげたらというのはあったですけど、年が変われば全然打てると思いますよ」

 -具体的に構想は。

 「中心というか、大山と佐藤(輝)が中心になってクリーンアップを打って、不動のポジションでチーム引っ張っていかないと。そういうチームだと思うんで。それを固定して、若い選手とかもついてくると思う。きっちりとポジションを。代打とかはね、はっきり言って練習とかも見てないんで分からないですけど、やっぱりね、スタンドから見てても2人はクリーンアップ打たないといけない選手と思いますね」

 -岡田監督が目指す野球は。

 「ずっと守りの野球なんで。打つことはあんまり期待してない(と言ったら)ちょっとおかしいけど、(打っても)3割というか(打つよりは)確率的には高いんで。前回の試合(CS)もそうですけど、投手陣中心というか。今年以上に点を取らないといけないっていうのはありますけど、その辺ですね」

 -投手で期待するのは。

 「まぁ、青柳とか伊藤(将)にしても、ある程度ローテーションで投げたんで、その下のピッチャーでしょうね。誰とかなしに若い年代のピッチャーが競争してやってくれたらいいと思いますね」

 -優勝を目指す、選手に言葉を掛けるなら。

 「あんまりね、優勝、優勝と言うのは嫌ですけど、17年やってないんで。でも可能性のあるチームなんで。そういうのも含めてまずは現有戦力、みんなが少しずつレベルアップしないといけない。まずそこからやと思いますね」

 -ドラフトの補強ポイントは。

 「まだ見てない。スカウトの人と会ってない。19日、(ドラフト会議の)前日に向こうで会うみたいなんで、その時ですね。最終的な決断は」

 -助っ人の補強は。

 「外国人に関してはそんな焦ってないんで。向こうもワールドシリーズをやってるんで、最終的にはそれが終わってから絞り込むというか、まだまだ時間はかかると思います。そこは心配してないというか、何人かはね、新しい外国人は取るつもりでいますけど、その辺は分からないですね」

 -阪神ファンの印象は。

 「コロナでおとなしくなったですね。昔からすごかったんで、一喜一憂というか。それは球場の人数が少ないとかもありますけど、もうちょっと黄色でいっぱいのお客さんに来てもらって、ファンの人に喜んでもらう。チームの応援をするファンの人もいてるけど、強いチームの時はこの選手を見に行こうとかね、そういう固まり合うときの方がチームが強いんで。そういうのが少ないときはただチームが勝てばいいというかね、そういう時は弱い。大山を見に行こう、佐藤見に行こうとか、そういうみんながそのね、勝敗つくんですけど、9回終われば。でもね、勝ち負け関係なしにして大山、佐藤の4打席をみたいというね、そういう理由のある選手をつくらないといけないと思いますね」

 -ファンサービスとは。

 「あんまり、それはそれ専門の人がいる。負けるより勝つことでしょ。ファンの人に喜んでもらうためには勝たないといけないですよ」

 -ファンにメッセージを。

 「前回(03年の)優勝チームを率いたんで、ものすごくきついところもあったんですよね。でも、今回は非常に楽しみですね。だからもう少し何か肉付けすればとかね、とにかく個人個人がレベルアップすればとか、何かそういうことでチームが変わるんじゃないかと。そういうのを今回の方が強く持ってるんで。だからまあ、『優勝します』とは僕はよう言わないですけど、ずっと優勝は『アレ』としか僕は言ってなかったんで。はっきり『優勝します』とかよう言わないですけど、まあね、シーズン終わる頃には楽しみにしてもらったら、いいと思います」

 -ファンは「アレ待ち」でいいか。

 「ああ、そうですね。優勝はそんな簡単なもんじゃないんで。まあ、期待感はありますけどね、当然」

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス