阪神・矢野監督の4年間を振り返る「矢野ガッツ」「佐藤輝抽選勝ち」「開幕9連敗」

 高津監督(右)にあいさつし球場をあとにする矢野監督(撮影・園田高夫)
 スタンドに帽子を振る矢野監督(撮影・飯室逸平)
 ファンにあいさつをする矢野監督(撮影・佐々木彰尚)
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 「セCSファイナルS・第3戦、ヤクルト6-3阪神」(14日、神宮球場)

 阪神は終盤に守備に乱れが出て、痛恨の逆転負け。1勝のアドバンテージがあるヤクルトに0勝4敗でCSファイナルS敗退が決まった。今季限りでの退任を表明していた矢野監督の戦いは、神宮で終わりを告げた。2019年から指揮を執り4シーズン全てでAクラス。矢野監督就任時からの主な出来事を振り返った。

【18年】

10月18日 大阪市内で1軍監督就任会見。チーム再建3カ条として『超積極的』『あきらめない』『誰かを喜ばせる』を掲げる。

【19年】

 2月1日 春季キャンプ初日。選手の動きに「ヤル気とか伝わってきた」。

 3月29日 ヤクルトとの開幕戦でサヨナラ勝利を飾り“監督1勝”。シーズン中は『矢野ガッツ』を繰り出しながらの指揮で前年最下位のチームを3位に導く。

 10月5~13日 DeNAとのCSファーストS第1戦で最大6点差から逆転勝利。ファイナルSで巨人と対決も敗退。

【20年】

 6月19~21日 巨人との開幕カードで3連敗。シーズンは最終的にリーグ2位。

 10月26日 ドラフト会議で1位指名した佐藤輝明(近大)を3球団競合の末、抽選で引き当てる。

【21年】

 7月12日 DeNA戦をサヨナラ勝ち。試合後は「感動しています」と男泣き。シーズンは最終盤までヤクルトと優勝争いを演じるも2位に終わる。

【22年】

 1月31日 春季キャンプ前日に22年シーズン限りで退任する意向を示す。

 3月25日~4月3日 悪夢の開幕9連敗。前半戦は史上最低勝率・063など苦しんだが最後にリーグ3位に食い込む。

 10月10日 DeNAとのCSファーストS第3戦、九回1死満塁のピンチで自らマウンドへ行き、湯浅にゲキを飛ばす。

 10月14日 ヤクルトとのCSファイナルS第3戦で敗戦。

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