CS争い続く阪神が3位死守 原口V打&西純5勝目、20度目の完封勝利は球団52年ぶり快挙

 4回、原口は左前に先制適時打を放ち、ベンチにポーズを送る(撮影・山口登)
 1回、西純はマルティネスを空振り三振に打ち取り雄たけびをあげる(撮影・山口登)
 4回、原口の先制適時打で喜ぶ西純(中央)=撮影・田中太一
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 「阪神5-0中日」(11日、甲子園球場)

 阪神が連敗を止め、3位を死守した。完封勝利は今季20度目となり、70年の22度以来、52年ぶりとなった。

 0-0の四回、それまでパーフェクトに抑えられていた先発・勝野を捉えた。2死から近本が11試合連続安打となる左前打で出塁。大山も左前打で続き、好機を拡大すると、8月24日・DeNA戦以来のスタメン出場となった原口が左前へ先制打を放ち、21イニングぶりの得点を挙げた。

 1-0の六回には2死満塁から佐藤輝が右翼線へ2点二塁打。さらに2死二塁から木浪が左中間を真っ二つに割り、2点を追加。5点リードに広げ、試合を優位に進めた。

 先発・西純は5回2/3を5安打無失点と粘投し、5勝目をマーク。1-0の五回に1死一、三塁のピンチを背負ったが無失点で踏ん張り、今季5度目の連敗ストッパーとなった。

 1-0の六回は2死一、三塁から2番手・岩貞が登板。高橋を空振り三振に斬り、ベンチの起用に応えると、その後も自慢の中継ぎ陣をつぎ込み、最下位・中日を振り切った。

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