阪神・近本が母校の甲子園初出場に刺激 決勝適時打&4年連続20盗塁

 1回、笑顔で生還する近本(撮影・飯室逸平)
 1回、近本は盗塁を決める(撮影・山口登)
 1回、近本は右前に先制適時打を放つ(投手・小川)=撮影・山口登
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 「阪神6-0ヤクルト」(29日、甲子園球場)

 決勝適時打を含む2安打1打点1盗塁と躍動した阪神・近本が、28日に夏の甲子園初出場を決めた母校の兵庫・社高校に何かしらのお祝いを行う考えを明かした。

 投打がかみ合い今季初の貯金を作った試合後、「後輩の辰巳(楽天)と、どうしようね?っていう連絡はしました」と話し、これから祝福の方法を考えていくという。「現役の子たちが頑張っての初出場。すごく刺激になっています」と喜んだ。

 その言葉通り、この日も価値ある一打を放った。初回、中野、島田の連打で無死一、三塁の場面。小川の変化球を捉え、右前適時打で先制点をたたきだした。

 さらに佐藤輝の打席でダブルスチールに成功。球団では赤星以来となる、新人から4年連続20盗塁の記録も達成した。三回は先頭で右前打。後半戦に入っても好調をキープしている。

 今季は残り48試合。「もう50試合を切っているので、がむしゃらに頑張って、最後まで諦めずにやるしかないと思います」と近本。奇跡の逆転優勝へ打線を引っ張っていく。

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