計16球の熱闘に甲子園が沸く 阪神・浜地VSDeNA・山下 最後は見逃しKも拍手喝采

 7回から登板する阪神・浜地(撮影・北村雅宏)
 7回、三者連続三振に仕留める浜地(撮影・田中太一)
 7回、三者連続三振を奪った浜地(中央)はベンチで笑顔を見せる(撮影・北村雅宏)
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 「阪神1-0DeNA」(24日、甲子園球場)

 手に汗握る白熱した勝負に甲子園が沸いた。場面は七回2死。阪神2番手の浜地と、DeNAの代打・山下が相対した。

 山下は3球でカウント1-2と追い込まれたが、ここから驚異の粘り腰を披露。4球目から4連続ファウルで逃げ、1ボールを挟んでまた2球連続ファウル。11球目に目先を変えるカーブがワンバウンドとなり、フルカウントへと持ちこんだ。

 ここから1球ファウルが飛ぶごとにスタンドもざわめく。両軍ベンチからも緊張感が伝わってくるような白熱した勝負は16球目で決着。浜地が投じた137キロのカットボールが低めいっぱいに決まって見逃し三振となった。

 その瞬間、山下は思わず天を仰いで悔しそうな表情を浮かべる。対する浜地はこの回3者連続三振に仕留め、悠然と一塁ベンチへ戻った。この両者の姿に聖地のスタンドからは惜しみない拍手が送られた。

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