故郷・長崎で全ウ指揮の平田2軍監督 若虎4人の活躍に期待「楽しみに見えましたね」
「フレッシュオールスター、全イースタン7-4全ウエスタン」(23日、長崎ビッグNスタジアム)
全イのヤクルト・赤羽が同点の九回裏にサヨナラ3ランを放ち、フレッシュ球宴は幕を閉じた。阪神は、全ウで先発したドラフト1位・森木(高知)が1回1安打無失点と好投。最速は153キロをマークし、2奪三振を記録した。
この日新型コロナウイルス陽性判定を受けて出場を辞退した高寺に代わり、「1番・遊撃」でスタメン出場した遠藤は、先頭打者本塁打を放って優秀選手を獲得。「親に何か買ってあげようかな」と賞金50万円の使い道を明かした。
「8番・捕手」でスタメン出場した藤田も、二回に左翼線適時打をマーク。八回から登板したドラフト5位・岡留(亜大)も1回を三者凡退と若虎4人が大活躍した。
3年ぶりに全ウの指揮を執った平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-故郷・長崎での試合。
「好ゲームでね、最後サヨナラホームランという幕切れ。非常に両チームの選手たちが、すごく全力プレーでやってくれた。ファンも感じたんじゃないかな」
-ファンの熱気は。
「声を出す応援ができない中、拍手いただいたり。敵、味方関係なく、好プレー、いいヒットに拍手。ベンチにいても感じましたね」
-森木は真っすぐが良かった。
「良かったんじゃない。藤田とのバッテリーで、ストレートに意識持って、三振2つやろ。3つアウトのうち2つ取れて、意識して取れている。こういう舞台でいいピッチングできたことを後半につなげて欲しいよね」
-藤田のリード。
「まさかといったら失礼やな。遠藤の先頭打者本塁打。こういうところで。練習でも見たことないよ。持っているイメージが後半楽しみになってきたし、藤田もタイムリー。他球団のピッチャーも落ち着いてリードしていた。森木も、岡留も含めて、楽しみに見えましたね」
(続けて)
「こういうフレッシュから、数多くの後半戦、スター選手がレギュラー勝ち取ったり、日本のプロ野球界を背負う人、たくさん出ている。育成の選手たちにもチャンスでアピールする場ができる魅力。フレッシュオールスター。コロナで大変でしたけど、開催していただいて、関係者、ファンの皆さんに感謝ですよ」