【佐藤義則氏の眼】阪神・西勇 七回途中交代はかわいそう

 「広島5-3阪神」(20日、マツダスタジアム)

 阪神・西勇はそれほど調子は良くなかった。直球は打者の手元でピュッとくる感じがなかったし、スピードも欠いていた。梅野はいつも以上に変化球中心のリードに徹し、西勇もリードに応えて低めに丁寧に投げていた。

 初回と四回のピンチではいずれも秋山を二ゴロ併殺に仕留めた。無死ということもあって強引に引っ張りにきた相手に対し、外へチェンジアップを落としてうまく引っかけさせた。相手の打ち気を利用した投球だった。

 七回に先頭・坂倉に左前打を打たれたところで降板した。球数はまだ77球。体力的にももう少し投げられたと思うし、六回まで1失点。七回だって単打を1本打たれただけでの交代だからね。先発投手の立場から言わせてもらえれば、ちょっとかわいそうに感じた。

 打線に関しては、初回と二回は2死から得点。いい形で攻撃したが、問題はここから。中押し、ダメ押しができないという最近の課題が出た。どこかでもう一押しできていれば、完全に流れを引き寄せられたんだけどね。

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