阪神 矢野監督「こっちが打ってないだけ」今季17度目、屈辱完封負けに辛口

9回、最後の打者・中野を一ゴロに打ち取り、ベースカバーに入る戸郷(手前)を見つめる矢野監督(中央)=撮影・高部洋祐
3回、戸郷(手前)の前に三飛に倒れ悔しがる佐藤輝(撮影・高部洋祐)
4回、梅野は空振り三振に倒れる(撮影・坂部計介)
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 「阪神0-4巨人」(12日、甲子園球場)

 阪神は両リーグ最多となる今季17度目の完封負け。「ウル虎の夏 2022」として、3万8000人以上のファンが球場に詰めかけたが、甲子園では今季初めて“伝統の一戦”巨人戦で完封負けを喫した。

 試合後、矢野燿大監督(53)は、野手陣に苦言。粘投でリーグトップタイ9勝目をあげた巨人・戸郷については「いやぁ、完封されるような調子じゃないと思うけどね。こっちが打ち損じているというか、打ってないというだけで」と辛口で話した。

 ヤクルト戦2試合が中止になった影響については「そんなん言い訳にならんでしょ」ときっぱり。中継ぎ陣がスコアボードに「0」を並べただけに「まあまあ打線でしょ」と奮起を促した。

 また先発・ウィルカーソンについては「今、軸になるボールがちょっとあんまり見つからないんで」と指揮官。「一発で仕留められるっていうのはね、ちょっと良くないし、球数もどうしても追い込んでも増える傾向もあるんで、いい頃に比べるとそういうところはあるかなと思います」とした。

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