中日キラーの阪神・伊藤将 7回8安打2失点で5勝目の権利持って降板

 先発し力強く投げ込む伊藤将(撮影・田中太一)
 先発の伊藤将(撮影・飯室逸平)
 3回、伊藤将は送りバントを決める(撮影・山口登)
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 「中日-阪神」(2日、バンテリンドーム)

 中日キラーの阪神・伊藤将司投手(26)が7回8安打2失点と力投し、今季5勝目の権利を持ってマウンドを降りた。このままチームが勝利すれば、土曜日8連勝となる。

 序盤のピンチを切り抜けたことが大きかった。同点の二回。先頭の阿部に左越えの二塁打を打たれ、その後1死二塁から高橋周は一塁・大山の失策でさらにピンチが広がった。ただ、京田を一ゴロ、松葉を見逃し三振に仕留めた。

 ここから無失点投球を続けていたが、100球を超えた4点リードの七回に失点が重なった。1死一、二塁から相対した大島の一ゴロで1点を返されると、2死三塁から岡林に右前適時打と続かれてしまう。それでも山下はなんとか二直に抑えた。109球の熱投だ。

 試合前時点での中日戦登板成績は4試合の登板で3勝0敗、防御率0・93。ルーキーイヤーから得意としてきた相手に、粘りの投球が光った。

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