阪神・島田 今季3度目猛打賞 絶妙セーフティー&二盗 盗塁成功率驚異・909

 「DeNA4-2阪神」(29日、横浜スタジアム)

 虎の韋駄天(いだてん)が打って、走って、意表も突いた。阪神の2番・島田が今季3度目となる3安打猛打賞と躍動。課題に挙げていた左投手から快音を奏でたことに価値がある。

 同点の三回1死で石田が投じた140キロ高め直球を中前に運ぶと、2点を追う五回2死走者なしでは、カットボールを逆らわずに左前へとはじき返した。

 そして、第4打席は球場をどよめかせた。七回2死走者なし。「速い球が来るんじゃないか」と予想し、エスコバーの初球、153キロ直球にセーフティーバントを仕掛ける。投前にうまく転がし、内野安打。島田本人もしてやったりの表情だ。

 試合前時点で左投手との対戦打率は・100(30打数3安打)だったが、この日放った3安打はいずれも左腕から。「まだまだトータルで見たら全然打っていない」と話しつつ「きっかけは少しずつつかみつつあるとは思う」と打席内で徐々に手応えは深めている。

 バントヒットの後はすぐさま二盗を成功させ、盗塁成功率も驚異の・909(11回企図の10回成功)。日々、対戦投手の映像を事前に確認し「自分の感覚でスタートを切れる根拠を自分で見つけて、思い切ったスタートが切れている」と走塁面に確かな自信を抱く。

 日増しに存在感を高めている島田。勢いそのままに、不動のレギュラーをつかみ取る。

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