阪神が劇的サヨナラ!延長11回、熊谷が決めた「最高で~す!」中日3連戦3連勝

 矢野監督はサヨナラ打を放った熊谷と抱き合って喜ぶ(撮影・山口登)
 11回、熊谷はサヨナラ打を放ちナインから手荒い祝福を受ける(撮影・山口登)
 サヨナラ勝ちに喜びを爆発させる阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
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 「阪神6-5中日」(26日、甲子園球場)

 阪神が劇的なサヨナラ勝ちで中日3連戦3連勝を飾った。

 初回は打線が好投手の中日・柳の立ち上がりを攻める。先頭・中野が左前打で出塁し、二盗を決めると、島田が右前打で無死一、三塁。ここで好調の3番・近本が23試合連続安打となる左中間への先制適時二塁打を放つ。1死後、大山にも右前2点適時打が飛び出し、計3点を先制した。

 だが、序盤の危機を2併殺でしのいだ先発・西純が四回につかまる。1死二塁でA・マルティネスに左前適時打を許し、1死満塁として高橋周の左前2点打で同点とされた。

 さらに五回に1死満塁の危機を招いて降板。2番手・加治屋がA・マルティネスに中犠飛を打たれ、勝ち越しを許した。

 ただ、阪神打線が終盤に粘りを見せる。中日2番手・ロドリゲスから、2死二、三塁として中野が内角直球に詰まりながら三遊間を破る左前2点適時打で同点に追いついた。

 そして同点の延長十一回、2死二、三塁で中日6番手・山本から途中出場の熊谷が中堅右へ運ぶサヨナラの一打。自身16打席ぶりの安打でチームを勝利に導いた。

 ヒーローインタビューに立った熊谷は「最高で~す!」と一言。プロ初のサヨナラ打といい「ここにいる皆さん、まさか僕が打つと思っていなかったと思うので。いい意味で期待を裏切ったかなと思います」と笑顔だった。

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