阪神が最大6点差逆転勝ち!ビッグボスに意地見せる 大山3発、藤浪が快投で流れ呼ぶ

 8回、山本の適時打に盛り上がる阪神ナイン(撮影・山口登)
 8回、同点打を放ち喜ぶ山本(撮影・田中太一)
 8回、勝ち越しとなる四球を選び、雄叫びをあげる島田(撮影・田中太一)
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 「阪神9-7日本ハム」(3日、甲子園球場)

 最大6点差をひっくり返す執念の逆転劇で、3連勝をつかんだ。

 先発・ウィルカーソンは3回8安打7失点でKO。初回に先制点を許し、連続無失点イニングが17でストップ。ワンサイドゲームの雰囲気が漂った中、猛虎打線が爆発した。

 3点を追う二回先頭では、大山が左中間席に突き刺す10号ソロ。6点を追う四回1死でも中堅左に運ぶ12号ソロの2打席連発で火が付いた。5点を追う五回無死三塁では代打・北條が今季初打点となる遊撃適時内野安打。六回無死一、二塁では糸原の右前適時打で3点差に迫ると、無死満塁では長坂の遊ゴロ併殺間に三走・大山が生還し2点差に迫った。

 2点を追う八回1死。聖地はこの日一番の大歓声に包まれた。大山が、3番手・堀の内角直球を一振り。打球は左翼スタンド中段に飛び込む12号ソロとなった。18年以来、4年ぶりとなる1試合3本塁打。右の大砲の活躍で、ついに1点差にまで迫った。

 勢いは止まらない。続く1死から糸原、ロハスの連打を皮切りに1死満塁。ここで代打・山本が右前適時打を放って、同点に追いついた。続く1死満塁では島田押し出し四球をもぎ取って逆転。最大6点まで開いた点差をついにひっくり返した。さらに2死満塁から近本の右前適時打で2点差に広げ、勝負を決定づけた。

 先発全員安打で魅せた執念の逆転劇。四回から2番手で登板した藤浪が2回無失点と相手の流れを止めたのも大きかった。今季最多の4万2574人が駆けつけた聖地は今年一番の盛り上がりを見せた。

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