阪神・西純また“一発病”先制援護も痛恨2被弾 今季最短5回4失点KO

 5回、島内に四球を与え、悔しがる西純(撮影・高部洋祐)
 5回、浅村に2ランを許す(撮影・山口登)
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 「阪神1-6楽天」(25日、甲子園球場)

 2被弾に泣いた。今季甲子園初登板となった阪神・西純だったが、関西の虎党に躍動した姿を披露することはできなかった。パ・リーグ首位の楽天打線を相手に、2本塁打を含む自己ワーストの8安打を浴びて4失点。今季最短の5回で降板した。

 「先制点を取ってもらった後に、少し慎重になりすぎて失点してしまったことが悔やまれます」と反省。「序盤からストレート、変化球ともに高さが甘かった部分を試合の中で修正することができなかった。今後の課題としてしっかり改善していきたい」と悔しさをにじませた。

 1発目は同点の四回。左打者の辰己に148キロ直球を捉えられ、低い弾道で甲子園の左中間最深部に運ばれた。2発目は五回1死一塁で浅村。2ボールからの3球目、坂本のサインに首を振った後に投じた高めへの145キロを左中間席に放り込まれた。浅村には三回にもフォークを同点適時打にされていた。

 一発病の克服が課題だ。今季は白星を順調に重ねていたが、登板前から「3戦で4発出ているので、そろそろなくしたい」と口にしていた。警戒していた中でも登板4試合連続の計6被弾となった。

 3割打者としての西純も封じられた。プロ初完投勝利を挙げた前回18日・ヤクルト戦(神宮)では左腕・高橋からプロ1号。この日も同じ左腕の辛島が相手だったが、二回の打席は一邪飛に倒れた。3点を追う五回の打席で代打を送られ、連続試合安打は3で止まった。

 投打ともに本領を発揮できず、今季初黒星を喫した。矢野監督は「打たれるときには原因がやっぱりある。経験のまだ浅い投手なので、そういうところから学んでいってもらいたい」と今後の成長を期待する。この一敗を糧に改めて浮き彫りになった課題の克服に努め、若き右腕は虎の大エースへの道を歩んでいく。

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