4年目で1軍初出場の阪神・片山「今までやってきたことを信じて、出すことができた」

 8回、守備に就く片山(撮影・山口登)
 8回、空振り三振に倒れる片山(撮影・高部洋祐)
 8回、片山は空振り三振に倒れる(撮影・山口登)
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 「阪神1-6楽天」(25日、甲子園球場)

 阪神・片山雄哉捕手(27)がプロ4年目で1軍初出場を果たした。

 5点ビハインドの八回の守備から坂本に代わってマスクをかぶった。同じくこの回から登板した石井とのコンビで2イニングを無失点。「大智(石井)がすごくいいボールを投げてくれた。自分自身も今までやってきたこと、教えてもらったことを信じて、それを出すことができた」と振り返った。

 直後の攻撃では1死から打席にも立ち、宋家豪の前に空振り三振。初打席初安打とはならず「本当に悔しいですし、次は絶対に打ちます」と気持ちを切り替えた。

 BC福井から2018年度育成ドラフト1位で入団。1年目の19年に支配下登録を勝ち取った。今季は春季キャンプから2軍で、5月21日にプロ初昇格。出場機会をうかがっていた。

 独立リーグ時代は福井市内の家賃3万6000円のアパートに住み、生活の全てを野球に注いで技術を磨いてきた苦労人。人一倍声を張り上げる虎の元気印が、少ないチャンスで爪痕を残してみせる。

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