2戦連続先発マスクの阪神・長坂「本当にいい仕事ができた」 矢野監督も絶賛「貢献度は高い」

 8回、長坂は中前打を放つ(撮影・山口登)
 完封星の伊藤将(左)にウイニングボールを手渡す近本(撮影・高部洋祐)
 完封勝利を挙げ、長坂(左)とグータッチを交わす伊藤将(撮影・高部洋祐)
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 「阪神4-0巨人」(22日、甲子園球場)

 阪神・長坂が前日に続いて「8番・捕手」で先発し、伊藤将のプロ初完封をアシスト。バットでも八回に中前に今季初安打を放った。「勝てたというのが一番うれしいですし、きのうは1失点、きょうは完投。バッテリーとして本当にいい仕事ができた」と流れる汗をぬぐった。

 矢野監督は「落ち着いて将司(伊藤将)のリードもできてますし、最後にヒットも1本出たので。きのうは本当にしびれるような試合で、きょうも無四球完封を演出したのは拳弥(長坂)の力もあると思うので素晴らしかった」と目を細めた。

 4年ぶりに先発マスクをかぶった前日(21日)の試合は好リードで3投手を引っ張り、八回には自慢の強肩で増田大の二盗を阻止。攻撃でも貴重な追加点となるセーフティースクイズを決めた。プロ6年目で初めてお立ち台に上がり「めちゃくちゃシビれました」と同じフレーズを4度繰り返して、虎党を沸かせた。

 梅野の離脱で1軍昇格のチャンスを得て、2試合連続で勝利に貢献。東北福祉大の後輩にもあたる長坂に、指揮官は「俺も早く球場に来るけど、アイツはたぶん選手で一番早く来ている。必死に何かを変えたいとか、何かしたいっていうのがアイツの中でも変わってきているところ」と成長を認めた上で「1軍でこれだけ勝つ試合でマスクをかぶれば、緊張もするけど充実感もある。拳弥の働きっていうのは数字に大きく表れるようなことじゃないけど、貢献度は高いんじゃないかな」と賛辞を送った。

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