1失点完投星&プロ初本塁打の阪神・西純矢一問一答 「最後は気持ちで投げました」

ヒーローインタビューでホームランボールを見つめる西純(撮影・堀内翔)
右手にプロ初完投のウイニングボール、左手にプロ初ホームランのボールを握りしめ笑顔の西純(撮影・飯室逸平)
試合後に、西純(右)を迎える矢野監督(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト1-8阪神」(18日、神宮球場)

 阪神の先発・西純矢投手(20)が投げては6安打7奪三振1失点完投で今季2勝目をマークし、打ってはプロ初本塁打を放ち、勝利を呼び込んだ。

 球団では2007年5月5日・広島戦(甲子園)のボーグルソン以来、15年ぶりとなる「8番・投手」で出場。150キロ台の威力ある直球と鋭いフォークでヤクルト打線を封じ込め、1-0で迎えた二回2死一塁では高橋の150キロ直球を豪快に振り抜き、左翼席にたたき込んだ。

 お立ち台に上がった西純は「本当にすごい気持ちいいです。最後はもう、『気持ちで行くしかない』と思って投げました」と笑顔を弾ませた。以下一問一答。

 -ファンの歓声を聞いて今の感想を。

 「本当にすごい気持ちいいです」

 -きょうの投球のテーマは。

 「前回の登板で変化球が甘く残ったりしてホームラン打たれることがあったので、そういうのがないように意識してやっていました」

 -手応えは。

 「きょうもまたホームランを打たれてしまったので、そこは反省です」

 -投球に何点を付けるか。

 「誠志郎さんのリードのおかげで最後まで投げられました。最後はもう、『気持ちで行くしかない』と思って投げました」

 -プロ初本塁打。

 「待ってるところにきて、振ったら入って、びっくりしました」

 -ホームランボールは戻ってきたか。

 「手元に戻ってきました」

 -改めて手応えを。

 「打った瞬間、『行った』と思ったので、すごいうれしかったです」

 -最後に一言。

 「これからもっともっと、チームに貢献できるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

 西純は創志学園高で2年夏に甲子園出場。1回戦の創成館戦で16三振を奪い、注目を集めた。大船渡・佐々木朗希(現ロッテ)、星稜・奥川恭伸(現ヤクルト)、横浜・及川雅貴(現阪神)とともに「高校ビッグ4」と呼ばれ、U18W杯では打率・500、2本塁打、9打点をマークし、投打で活躍した。

 2019年度ドラフト1位で阪神に入団。昨季にプロ初勝利を挙げた。

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