阪神・秋山4回無情降板 1失点も矢野監督「らしさがない」次回は伊藤将が先発復帰か
「阪神2-3広島」(11日、甲子園球場)
「意地でも勝つ」と決意を秘めて先発マウンドに上がった阪神・秋山だったが、不本意な結果となった。4回6安打1失点、わずか64球での早期降板。次回の先発も微妙な立場だ。
初回から苦しい投球だった。先頭の堂林に直球を打たれ、右中間への二塁打を許す。1死三塁から西川は直球で打ち取った当たりだったが、遊撃への内野安打となり、あっさり先制点を献上した。
毎回、安打で走者を許した秋山。矢野監督も「真っすぐがね、やっぱりアキ(秋山)らしさがまだ出ていない」と本来とは違う投球に首をかしげる。次回先発についても「考えるよ」と、言葉に含みを持たせた。
秋山に代わる先発には、伊藤将が最有力だ。10日のプロアマ交流戦・マツゲン箕島戦(鳴尾浜)で3回2安打無失点と好投。同戦に先発し、3回2失点(自責0)だった藤浪も候補の一人だ。両投手とも昇格へのスタンバイはできているだけに、秋山が2軍再調整となる可能性が高い。