急変した阪神 6連勝の要因は?矢野監督「まずは先発のみんなが粘ってくれた」

 矢野監督(左)から祝福される西純(撮影・佐藤厚)
 西純はウイニングボールを手に笑顔を見せる(撮影・山口登)
 矢野監督はインタビューを終え、ファンの声援にガッツポーズで応える(撮影・山口登)
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 「巨人1-8阪神」(1日、東京ドーム)

 阪神が快勝し、6連勝。首位巨人に同一カード3連勝を飾り、沈んでいた虎党もお祭り騒ぎだ。

 最大16あった借金は一気に10まで減少。急変した阪神に何があったのか。矢野監督は「粘り強くいきながらね」とうなずき、「まずは先発のみんなが粘ってくれたっていうのがもちろん大きかったし、ガンガン、ホームランを打ってというチームではないんで、そういうところでは先発投手が頑張ってくれたというのがうちの野球やし」と、先発6投手を称賛した。

 24日のヤクルト戦から始まった6連勝。スコアと先発は以下の通り。

 4・24 対ヤクルト11-3 ○ガンケル5回2失点

 4・27 対中日3-1 ○西勇6回1失点

 4・28 対中日3-2 ○秋山5回2失点

 4・29 対巨人3-2 ○青柳9回2失点

 4・30 対巨人10-3 ウィルカーソン5回2失点

 5・1 対巨人8-1 ○西純7回1失点

 6投手で勝ち星がつかなかったのは、ウィルカーソンだけだが、それでも5回2失点と粘りを見せたことがチームの逆転勝利を呼び込んでいた。

 新型コロナウイルス感染で開幕投手を予定していた青柳が出遅れるなどして不安定だった先発ローテ。だが、合流した外国人の状態も上向きつつあり、本来の力を発揮し始めた。矢野監督は勢いあふれる西純について「ジャイアンツ相手にこの投球ができるんで、どのチームでも純矢のボールが通用するっていうね。そういうのが証明できた」と、今後も先発ローテとして起用していく方針だ。

 6連勝で甲子園に戻る。「5月いいスタート切れたんで。ほんとにビッグウエーブにしていきます」。まだ100試合以上残り、逆襲のチャンスは十分だ。

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