岡田彰布氏「開幕戦が全て」 低迷阪神、浮上のカギは佐藤輝「4番・三塁」固定&ケラー昇格

岡田彰布氏
 6回、佐藤輝は左前に適時打を放つ(撮影・佐々木彰尚)
ウエスタン・ソフトバンク戦で力投するケラー(撮影・石井剣太郎)
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 阪神、オリックスで監督を歴任した岡田彰布氏(64)が30日、元楽天監督・田尾安志氏のYouTubeチャンネル「TAO CHANNEL」に出演。最下位に低迷する阪神について言及した。

 阪神はこの日、巨人相手に連勝。5連勝と復調の兆しを見せる一方、開幕から30試合で9勝20敗、1分けと低迷している。開幕前の順位予想で4位と、苦戦を想定していた岡田氏だが「まさかここまで負けると思っていなかった」とポツリ。その上で投打で浮上のキーマンを挙げた。

 この現状について、岡田氏は「開幕のあの1試合でね、この数字だと思うんですよ。開幕が全て」と指摘。3月25日の開幕、ヤクルト戦では最大7点差を逆転されて敗れたが「それだけ野球は怖いよ。勝ってたら普通にいってると思う」と続け、キャンプ前から今季限りでの退任表明をした矢野燿大監督についても「一番、怖い方に出たよね。選手は敏感。方向に出てしまった」などと語った。

 浮上のきっかけについては「いまからどうせえ言うても、なかなか出てこない。そこまでに、なんとかならなんかったんかな…」と首をかしげつつ、起用法について力説。「とにかく佐藤(輝)は4番ですよ。巨人が岡本を2番にします?チームが調子悪いかて、ヤクルトが村上を2番にしないでしょ」とし、「今年は佐藤を4番でいくと言うなら、絶対に外したらいかんのが佐藤だった」と強調した。

 その上で、「1年目から佐藤がサードで、大山が一塁でいいと言うてる。4番の守備位置は代えたらいかん。絶対に固定しないといかん」と、開幕から右翼や三塁を守る現状を憂いた。

 さらに、開幕から登板2試合の救援失敗後、2軍調整が続く新外国人ケラーについて「早く1軍に上げたらいい」と指摘。2軍戦は登板7試合全て無失点。この日の2軍・ソフトバンク戦でも1回無安打無失点、2三振を奪うなど復調している。岡田氏は「2軍でいくら調整しても、外国人選手は関係ない。状態が上がってきたんなら、1軍で投げさせないと」と続けた。

 番組の終盤でも、「勝ってるゲームは絶対に勝たないとダメ。初戦やしね、あれ。2戦目、3戦目につながってしまった」と開幕戦の戦いを悔やみつつ、今後について「借金を数えないで、目の前の試合を1つずつ勝っていくことしかないよね」と、チームに一戦必勝の心構えを求めた。

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