阪神・矢野監督 あとは決定力だ 4年ぶりG3連倒逃すも「落ち着き出始めた」

 「阪神1-3巨人」(17日、甲子園球場)

 ため息に包まれた。阪神は2点を追う九回、糸井と代打・高山の安打で1死一、二塁の好機を作った。だが、山本、中野と後続が倒れ、4年ぶりの巨人3連戦3連勝を逃した。

 前回4月3日の対戦(東京ドーム)に続いて、新人右腕・赤星を打ちあぐねた。二回、糸井のソロで先制した後はゼロ行進。2試合連続で白星を献上した。「1年目と言えどもいいボールを投げているし、球種もしっかりしているよね」。矢野監督は投球を素直に称えつつ、「めちゃくちゃいいコースに決まっている感じには見えなかった」とも分析した。

 赤星がこのまま中6日のローテで回れば、2週間後に三たび顔を合わせる可能性もあるだけに「早い回でうちの流れを作って、球数を投げさせるということが地味だけど必要」と次戦をにらんだ。

 この日も試合前の円陣で矢野監督自らが声出し役を担い、ナインを鼓舞。悔しい逆転負けに終わったが、指揮官にとっては手応えがにじむ3連戦だった。

 初戦は青柳の好投と佐藤輝の逆転弾で連敗を「6」で止め、2戦目は「八回・湯浅、九回・岩崎」の勝利の方程式が今季初めてはまった。この日はガンケルこそ逆転3ランを被弾したが、後を継いだ投手陣が踏ん張った。「落ち着きは出始めた。チャンスを作るところまでは来れている」と矢野監督。待たれるのは攻撃陣の勝負所での決定力だ。「早いところで解決できるように」と前を向き、19日からのDeNA3連戦に臨む。2連勝じゃ物足りない。昨季7勝3敗と好相性のハマスタから、新たな“ビッグウエーブ”を巻き起こす。

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