阪神・大山 やっと出たOP戦初H 矢野監督ホッ「悠輔の中で変化あったかも」

6回、左前へ安打を放つ大山(撮影・田中太一)
8回、バットを折りながらも左前打を放つ大山
 笑顔でウイニングボールを手渡す大山(撮影・飯室逸平)
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 「オープン戦、阪神3-1楽天」(6日、甲子園球場)

 甲子園に待望のHランプがともった。六回2死。2打席凡退で迎えた阪神・大山悠輔内野手(27)がドラフト7位・吉川(JFE西日本)のナックルカーブを左前へはじき返した。オープン戦18打席目での初安打は、2月20日の練習試合・中日戦(宜野座)以来、実戦で21打席ぶりの快音となった。

 続く八回2死一塁では同6位・西垣(早大)からバットを折りながら左前打。キャンプ中盤まで好調だった主砲が、ようやくトンネルを抜け出した。

 大山の快音に矢野監督はホッと一安心だ。「結果がきっかけになるというか、打席を多く立ってる人というのは何か工夫できる。悠輔(大山)の中で変化というのがあったのかもしれない」。一方、2本の安打はいずれも追い込まれた状況だったため「早いカウントで仕留めるということも、もうちょっと上がってこないと」と注文も付けた。

 主砲の復調により、打線のバリエーションも広がる。矢野監督は左右のジグザグ打線を「理想」とし、オープン戦では複数パターンをテスト中。シーズンでも「相手のこともある。いろいろ考えて」と想像を膨らませた。

 主力の近本、糸原に休養日が設けられる中、大山は4日からの楽天3連戦にフル出場して、上昇のきっかけをつかんだ。「3・25」へ、役者はそろいつつある。

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